シンガポールの宝石「ジュエル(Jewel)」

 

前回から、「シンガポールのチャンギ国際空港」について書いています。今回はその続きです。

 

 

シンガポールには、これまでに数年に一度の割合で数回訪れている。訪れる度、「あ、このエリアがずっとお洒落に変わった」「日本にもないようなすごいホテルができた」「世界にも例のない、すごい植物園や温室、水族館ができた」「メトロが随分と便利になった」「メキメキ物価が高くなってきた」と驚くことが多いのが、シンガポールという土地である。

 

 

マリーナ・ベイ・サンズからさらに沿岸側に造られたガーデンズ・バイ・ザ・ベイには良い意味で心底驚かされ、訪新する度に時間を見つけて必ず訪れるようにしている。

 

そして、2019年4月にオープンしたチャンギ国際空港内のジュエル(Jewel)で、またもやシンガポールには驚かされることになった。これも良い意味で。

 

ジュエルはソフト・オープンから半年で、なんと5000万人の訪問者を迎えたという。年間訪問予定者数を半年で突破したということだ。ちなみに、シンガポールの人口は564万人とのことである。半年の間に、シンガポールの人口の約9倍もの数の人々が、この施設を訪れたのである。どれだけ期待値が高い施設かが分かるだろう。

ネットのニュースや写真サイトなどで、その屋内にある滝(Rain Vortex)の様子を目にし、「なんだかまたすごいものを造ったな」という予備知識は持っていた。ジュエルの設計はマリーナ・ベイ・サンズで世界の人々の度肝を抜いたのと同じ建築家モシェ・サフディー(Moshe Safdie)であり、規模はマリーナ・ベイ・サンズに劣るものの、「何やらすごい存在感を放っている」ということが一眼でわかるものであった。

 

ジュエルは、地上5階、地下7階の12フロアを持つ構造になっている。その中央に位置する世界最大のインドアの滝の高低差は40メートル。滝を囲むようにして作られた屋内庭園(Forest Valley)も美しい。そして、滝のすぐ側をターミナル間を結ぶ連絡トラムがゆっくりと走り抜けていく。

 

初めてここを訪れる人の大方のお目当てであろう「レイン・ボルテックス(屋内の滝)」と「フォレスト・ヴァレー(室内庭園)」を小一時間ほどかけて堪能した後、ジュエルの館内を歩いて観て周る。

 

お馴染みのアップル・ショップやスターバックス、東急ハンズやセンスの良いセレクト・ショップが並ぶ。レストラン・フロアにはミシュランの星付き店の支店がいくつか出店されており、お昼時には(物価の高いシンガポールにしては)リーズナブルに、ミシュラン・レベルの食を堪能することもできるのである。

 

さらに、最上階には子供たちが喜びそうなアスレチック場、カフェやパブも併設している。新型コロナの流行でこのエリアもおそらく運営が難しくなっているであろうが、ワクチン接種が行き渡り、また世界が元の活気を取り戻した頃には、ここにも子供達の声がこだますることになるだろう。

 

次にジュエルを訪れる際には、家族や親しい友人を連れて、ここの心躍る美しさを一緒に堪能したい場所であった。日中の滝も美しかったが、夜の室内庭園も幻想的な美しさだと、気の良いアップルストアの店員が教えてくれた。

時間が許すようであれば、ジュエルにある宿で一泊し、夜の美しさと朝の煌めく様を堪能してから、次なる目的地へのフライトに向かいたい。そんな想いを抱かせてくれるが、「シンガポールの宝石」ジュエルである。「空港施設を楽しみたいので、空港に一泊したい」と思えた空港は、チャンギ国際空港が初めてである。

※音が出ます

Jewel、またね。

 

蛇足であるが、ジュエルの構造は、ハーマンカードンのこのスピーカーに似ている。人間が豆粒大になってこのスピーカーの中に入ると、ジュエルに入ったような感じに思えるのだが、いかがだろうか?

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