世界最悪の交通渋滞都市として名を馳せている中国の首都・北京。
渋滞が酷く、石炭消費も多いだけあり、空気もすっかり汚染が常態化している。
しかし、かつて北京の気象局が発表していた汚染指数はあまりにも「現実と乖離した評価の甘いもの」であった。
それをみかねて、中国が世界で唯一、一目置く国であるアメリカの大使館が独自に
「北京の空気汚染指数」を発表し始めた。
その指数では、かねて北京の気象局が発表していた「甘々な指数」ではなく、本当に人間の身体に害があるかどうかを大陸政府に気を使わない、第3者的(横槍を入れるのが大好きなアメリカ的テイスト?)な視点から、北京市民の為に情報を発信している。
この情報が発表されて以来、北京で暮らす人を中心に、多くの中国人の間で「やっぱり当局発表よりも空気汚染がひどいのか!」とネット上で話題となっている。
更に、そのアメリカ大使館の発表資料を元に、手元の携帯電話でも情報が見られるアプリが無料でダウンロードできるので、紹介しておこう。
「北京空気汚染指数アプリ」(iPhone, iPad and Andoroid版)

このアプリでは、北京の24時間の空気汚染指数を手元の携帯電話や携帯端末で見ることができるので、北京にて暮らす人だけでなく、出張や旅行に行く人もダウンロードしてみる価値があるだろう。
過去30日の指数の推移もあり、北京がどれだけ空気汚染が常態化しているのか一目瞭然なアプリ。
空気汚染指数は、
(1)良好
(2)中等
(3)アレルギー体質の人には有害
(4)不健康
(5)極めて不健康
(6)有害
の6段階評価となっており、
「その時々の空気が戸外活動に向いているかどうか」もアイコン表示されているもの。
(ほとんどいつも「不向き」なのはご愛嬌)
