「暑い寒い」も全ては相対的な感覚の問題

 

 春夏秋冬で温度の変化のある日本では、「いやー、すっかり春めいてきましたね。」「近頃、寒さが厳しいですね」など、気温の寒暖に関する会話が季節の移り目になると聞かれる。しかし、そうした気温の変化の会話は、他所の国においては日本と同等の気温というわけでなない。

 

 

 一年を通じて温暖なタイでは、11月から2月の初旬頃までが一年で気温の下がる「冬」であるが、それでも日中は20度以上になり、夜でも10度台半ばから20度ぐらいまでしか気温が下がらない。それでも、タイ人にとっては「涼しい季節」なのである。

 

 一方、世界で最も寒い都市と言われる極東ロシアのヤクツク(Yakutsk)からバンコクに来た友人曰く、「タイは年中暑い、私の来た街は氷点下50度まで下がるからね」とのこと。

 

 先日、実家に帰省した友人のポストに以下のような写真があったので転載許可を得てここに掲載する。

 

 

 

 

 彼女の実家では3月下旬の春でも最高気温は氷点下、最低気温はマイナス25度前後だ。

 

 多くの日本人にとって、これは「真冬どころの騒ぎでない」という壮絶な気温であるが、極東ロシア極寒のヤクツクが実家の彼女にとっては、「春めいてきたね」という感慨なのだそうだ。

 

 

 

 

 友人の実家であるヤクツク近辺の山並みを空撮。永久凍土であるというこの一帯はいかにも「寒そう」なのであるが、この光景を見て「半端じゃなく寒そう」ではなく、「もうすぐ春ですね」と感じ取れる感度を持つのが、極東ロシアのヤクツク人なのである。

 

 

 そう、「暑い寒い」も、全ては「相対的な感覚の問題」なのである。

 

 

 

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