北京中心地にもゴースト化したショッピング・モールが

 

 中国のゴースト化したショッピング・モールやコンドミニアム群のニュースはよく話題になるが、実際に中国に行ってその実例を見るチャンスとして、北京の「東直門」駅のエリアにある国盛(queson mall)はその良い例だろう。

 

 なにせ北京の超一等地にあり、地下鉄2号線、13号線が通り、空港までの高速鉄道、さらにはバスの複合ターミナルがある場所にもかかわらず、2008年のオリンピック時にほぼ完成していたモールが、未だにオープンしないままそこに屹立しているのだ。

 

 ここには店舗表示や映画館が入居している情報が外からでも見て取れるのであるが、一向にモール自体がオープンすることはない。

 

 

 各地のゴースト・タウンや不動産市場の乱高下、中国株の急上昇と急下落が話題となっているが、実はこうして誰の目にも見えるところにも、北京オリンピックの2008年頃から、問題は少しずつ顕在化していたのである。

 

 共産党幹部とその周囲から成金になることには成功したが、経済発展から取り残された人々の方がずっと多い中国。経済成長が鈍化・停滞した時に、ナショナリズムを煽ることにより、なんとか火事場を凌ぐことをこれまでの共産党は何度もやってきた。そうした過去をふまえると、先行きに一抹の不安がどうしても拭えない。

 

 

 

 

- Advertisement スポンサー広告-

誤魔化しきれない状態になってきた