しばらく日本を離れて帰国した時のご馳走:TKG


 世界各地から長旅や仕事を終えて日本に帰国した際に、「早くあれが食べたいな」とカラダが欲することがある。(実際には心が欲しているのであるけれど。)

 自分にとっての「ささやかなご馳走」は、日本ではとても安価に口にすることができるけれど、諸外国では高価な料理となるであろう「卵かけ御飯(TKG)」だ。

 

日本では近所のスーパーで美味しく新鮮、かつ衛生的な卵が手に入る。お醤油はお好みで。
日本では近所のスーパーで美味しく新鮮、かつ衛生的な卵が手に入る。お醤油はお好みで。
炊きたてのご飯の上に軽くかき混ぜた生卵をかけるだけ。TKGは失敗する方が難しい料理だ。
炊きたてのご飯の上に軽くかき混ぜた生卵をかけるだけ。TKGは失敗する方が難しい料理だ。
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 TKGが日本で安く美味しく頂けるのには、大きくは以下の2つのファクターがあるだろう。

 

1.  まず、日本では卵が生で食べられる。諸外国では「生卵」がそのまま食べられない国が多い。仮に現地人は食べることができても、海外では免疫のできていない日本人が食べるとお腹を壊す衛生水準の生卵であることが多い。日本の衛生管理された「生でもいける卵」は世界では当たり前ではないのだ。

2.  「ご飯」が旨い。これには「お米」の旨さとそれを炊く際の「水」の清涼さが求められ、かつ「ご飯」を炊く炊飯器の機能の高さや自炊する環境の高さが求められる。日本では水道水でもそのままガブガブと飲める清涼さだ。

 

 この両者が相まって、我々は初めて美味いTKGを口にすることができるのである。やや大仰だが。

 

 

 では、どれぐらい安価なのであろうか?

 

 原材料費をリストアップしてみると、卵が10個入りで200円だとして約20円、お米が半合75グラム(一合150グラムを想定)で27円(5キロ1800円のお米で換算)、水道光熱費がざっくり20円とすると、一杯のTKGは約67円となる。もう少し切り詰めることも可能だし、よりゴージャスにいくこともできる。

 

 「小さいけれど確かな幸せ」が感じられるTKGを愉しむ一時は、日本では約67円で手に入れられるのだ。(これに一パック40円かそこらの納豆を付けると鉄壁である。締めて107円。) 諸外国ではこうはいかない。

 

 

 

 さて、あなたの「日本でのご馳走」はなんですか?

 

 

 

 

 

TKGが好き