世界で最もロマンチックな場所にあるモレスキン店

 

 「旅の装備:モレスキン 人生という旅を共にするノート」を取り上げた。

 

 これまでに、世界各地でモレスキンの売り場があると、闇夜に浮かぶ蛍光灯に吸い寄せられる虫たちのように、自然と立ち寄って来たが、その中でも最もロマンチックな場所にあるモレスキン店は、イタリアのベネチア駅構内にあるそれだろう。

 

 列車を降りると、すぐそこにモレスキンの目立つ店舗が店を構える。ベネチアの小さめの駅構内を出ると、そこは世界遺産の街ベネチアである。

 

 よく中国の蘇州やタイ王国のバンコクを「東洋のベネチア」と例えるのを耳にするが、蘇州やバンコクはベネチアと全く比肩できない。ベネチアの圧倒的な美しさは、「東洋のベネチア」という安っぽい売り文句では到底追いつけるものではないのだ。

 

 

 

 確かに、蘇州やバンコクにもそれぞれの魅力はあるが、「東洋のベネチア」という呼称は、蘇州やバンコクの価値を下げてしまいかねない危険な売り文句である。なぜなら、蘇州やバンコクとベネチアは、どこも多少の水路こそあれ、美しさのレベルが別次元であるからだ。

 

 イタリアには世界遺産に登録されている場所が世界で最も多く存在する。ローマ帝国時代からの遺産は大変なものがある。また、バチカンという世界のキリスト教の総本山があり、ここに世界中から金銀財宝と文化が集まってくるというのも、イタリアの文化を色濃くしてきた理由の一つであろう。

 

 そのベネチアの玄関口である鉄道駅の構内にあるモレスキン店は、「世界で最もロマンチックな場所にあるモレスキン店」であった。駅のファサードの向かいには、すぐに美しいベネチアの景色が広がる。ローマやバチカン、フローレンス(フィレンツェ)など美しいイタリアの街々を見てきた後でも、思わずため息が出るほどの美しさだ。温暖化と共に水位が上がり、この街が海に沈んでしまう前に、再訪したい街の一つである。モレスキンを鞄に忍ばせて。

 

ベネチア駅のファサード前の風景。駅前の景色からして格別。
ベネチア駅のファサード前の風景。駅前の景色からして格別。
有名なベネチアのゴンドラ。束の間のチャーターに一隻80ユーロほどする。
有名なベネチアのゴンドラ。束の間のチャーターに一隻80ユーロほどする。
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ベネチア、最強。