ゲイ・アイ・キャッチャーを連れバンコクのゲイ・ストリートに

 

 「バンコクで有名なゲイ・ストリートについて前に書いた。

 

 年末に、中国人の旅人タイガーとアメリカはサンフランシスコ出身のケイトを連れて、久々にシーロム・ソイ4、パッポンのレディー・ボーイ(LB)のお店、最後にハードな方のゲイ・ストリートと梯子してきた。パッポンはどこもドリンク代が150Bに値上げされており、女性やLBへのドリンク代は200Bとなっていた。時代の流れを感じる。

 

 

 中国人の旅人タイガーは、大陸にいる時には、ジムに通って身体を鍛えているマッチョ系なのであるが、ノン気(ゲイではないヘテロ・セクシャルの人)である。しかし、ゲイの人々はそんなことは御構い無しに、彼の身体を舐めるように眺めることを発見した。以下は、そのお話(の一部)。

 

ジェニー、アイビー、そしてタイガー@バン・ビエン
ジェニー、アイビー、そしてタイガー@バン・ビエン

 

私:「タイガー、バンコクに来たら人妖(レンヤオ:中国語でレディー・ボーイのこと)のお店やゲイのお店にいかないと」

 

 

タイガー:「それ、楽しみにしてたんだよ。連れて行ってよ」

 

 

私:「アメリカ人の友人も興味があるらしいから、一緒に行こう。待ち合わせは、BTSサラ・デーン駅の側のシーロム・コンプレックスにあるスターバックスに夜9時にしたよ。」

 

 

タイガー:「了解!すごく楽しみ!」

 

 

 ということで、金曜の夜9時集合となった。夜910分前にタイガーとスターバックスに到着すると、すでにアメリカ人のケイトは集合時間の10分前にも関わらずそこに姿を表していた。アメリカ人なのにパンクチュアルですな。素晴らしい。

 

 

 シーロム・コンプレックスのスターバックスにて、招集をかけてあった他の友人たちを待つものの、30分待てども時間通りに来ない。そこで時間に正確な3人で、先にシーロム・ソイ4に行くことに。スターバックスで待つ間、近くの座席に陣取っていた明らかにゲイの方々4人組は、しきりとタイガーに視線を注いでいるのを感じる。タイガーはカオサンで買った、タンクトップを着てきていたので、鍛えた身体がゲイの皆さんには眩しかったことだろう。この段階になって、タイガーが「ゲイ・アイ・キャッチャー」であることが発覚する。ハエ取り紙のように、ゲイの視線を集めて離さない効果を持っていたのだ。これは同伴するノン気の私には有難い。

 

 

私:「タイガー、ゲイの皆さん、みんな君を見てるよ」

 

 

タイガー:「なんか、それすごく感じるよ。やばいね」

 

 

私:「もう、いいんじゃないかな。あっちの世界に行っても」

 

 

タイガー:「いや、そっちじゃないし。無理無理」

 

 

 などと冗談を言い合いつつ、3人でシーロム・ソイ4への道を歩いていく。金曜の夜9時半過ぎには、シーロム・ソイ4のバーの座席はほとんど埋まっていたが、通りに面したテーブル席を見つけることができ、そこに陣取る3人。ゲイの皆さんの舐めるような視線が、予想通りタイガーの身体に降り注ぐ。

 

タイガーとケイト@シーロム・ソイ4
タイガーとケイト@シーロム・ソイ4

 

私:「サンフランシスコのカストロ通りに行ったことあるよ。あそこはすごいね。住人の3割がゲイとかレズビアンの人たちでしょ?」

 

 

ケイト:「うん、アメリカにもゲイは多いから慣れてるけど、あとで行くLBのお店は本当に楽しみ。タイのLBは別格ね」

 

 

私:「アリスのワンダーランドだよ」

 

 

ケイト:「バンコクじゃないとできない経験ね」

 

 

 その後、夜10時過ぎに他の招集メンバーも合流し、パッポンのLBのお店に移動する。タイガーはここでも人気者で、私の馴染みの明るいLBの兄さんキャラの知人に気に入られ、入店するやいなや、おぼっちゃまくんの「ともだちんこ」的な「股間の鷲掴み」の洗礼にあっていた。タイガー、やるね。(というか、やられそうだね。)

 

バンコクのとある橋の下、コンビニ・パンを食べるタイガー
バンコクのとある橋の下、コンビニ・パンを食べるタイガー

 

 

タイガー、気をつけてね