プラチュアップ・キーリー・カンの美しいビーチ:アオ・マナオ

 

 プラチュアップ・キーリー・カンについて少し書いた。

 

 

 プラチュアップ・キーリー・カンの町には、南側に空軍基地が隣接している。英語で「Wing 5」と呼ばれるその基地は、日本語にすると「空軍第5基地」というのであろう。その基地の中に、今回紹介する美しいビーチ、アオ・マナオ(Ao Manao)はある。

 

 

 アオ・マナオとは、「ライム(のような)ビーチ」をタイ語で意味する。「アオ」がビーチ、「マナオ」がライム。面白いことに、タイ語では緑色のライムと黄色いレモンのどちらも「マナオ」と呼ぶのだが、タイ王国で食材としてよく目にするのはライムなので、ここではライムと呼んでおこう。

 

 

 プラチュアップ・キーリー・カンの町からWing 5(空軍第5基地)のゲートを入る際に、軍事基地らしく衛兵がいるので少し不安になるが、「バイ・アオ・マナオ(ライム・ビーチに行きます)」と告げると、爽やかな笑顔で通してくれる。中国共産党の人民解放軍の兵士たちも見習うべきだろう。

 

 さて、ここでは入場料がなく無料で空軍基地の中にある美しいビーチに行くことができる。パタヤの南にある海軍基地の中のシークレット・ビーチには入場料が必要だが、20161月時点ではアオ・マナオは無料でアクセスできるビーチだ。

 

 

 また、アオ・マナオの良いところは、そのアクセスの良さにもある。パタヤの南のシークレット・ビーチがパタヤの街から数十キロ離れているのと比べると、アオ・マナオはプラチュアップ・キーリー・カンの街に隣接している空軍基地の中にあり、気軽に来ることができる。町中から約5キロと至近だ。

 

 

 アオ・マナオには、週末には近所の人々も多く訪れるので、なるべく観光客の多いクリスマス辺りと年末年始などのハイ・シーズンをやり過ごした平日に訪れるのが良い。これはどこのビーチについても言えることではあるけれど。

 

 

 C字型のアオ・マナオは、遠浅で波の穏やかな海遊びに適したビーチだ。泳いでいて体を切る心配のある岩場もほとんど無い。ここが穏やかな理由として、C字型の地形という理由の上に、海への入り口に離島が二つあり、それらが防波堤の役割を果たし、さらに波が穏やかになっているのである。穏やかな海辺を堪能したい人々への神の恵みのようなビーチだ。

 

 

 アオ・マナオでは、訪れた人々の為のパラソルが立ち並び、ゆっくりと食事を摂ることができる。ここは漁村にも近く、新鮮な魚介類が手頃な値段で食べられる。ざっくりとした感覚値では、お隣のフア・フンだと価格は2倍になり、バンコクでは3倍になる。がめつい観光地だとパラソルやチェアの使用料を無心されることもあるが、アオ・マナオでは基本的に食事代だけがかかり、チェア使用の時間制限も無い。

 

 

 いわゆる観光地のビーチとは異なり、アオ・マナオは空軍基地の中にあることから、バナナ・ボートやジェット・スキーなどの騒音を発するアクティビティはなく、静かな浜辺の環境を維持している。空軍の飛行機が近くの滑走路を離着陸することはあっても、それは本業の仕事なので仕方が無い。

 

 

 

 

 

 

 

変わらないでほしい、アオ・マナオ