タイ王国プラチュアップの猿山にて日の出を観る

 

 プラチュアップ・キーリー・カン県のお勧めのビーチについて書いた。

 

 プラチュアップ・キーリー・カン県は、海辺が東に向いているので日の出を拝むことができる。パタヤやプーケット島の多くのビーチのあるエリアは西向きなので、日の入りを観ることができるが、やはり爽やかな1日のスタートを切るには、日の出を拝める海の方が気分は良い。

 

 

 

 この海に面した小高い山の上に立つ寺は、麓のWat Thammikaram Worawihanに属するようなのだが、日の出を拝みに来た人には麓の寺には用がなく、この山頂の寺の境内からの景色を求め、山の階段を一歩一歩登って行くことになる。

 

 

 この山には、数百匹もの野生の猿が群生しているのであるが、猿たちは日の出の前から活動を開始し、山を登ってくる寺の参拝者や日の出目的の登山客の行く手に彼らの生活を曝け出している。

 

 

 走り回る猿、互いに毛ずくろいする猿、ふざけて噛み付き合っている猿、呆然とする猿、なにやら餌を見つけて頬張る猿、寺の扉を揺すってガシャガシャと音を立てる猿、なかには日の出前の時間から交尾する猿など、文字通り猿たちはやりたい放題だ。

 

 

 猿たちの生活圏である山道を登りきると、そこにはプラチュアップ・キーリー・カンの町を一望できる見晴らしが広がっている。麓から見上げるよりも、ずっと高さがあるようで、海に突き出した渚の高台などは眼下にあるのが分かる。

 

 

 タイ王国と言えども、11月から1月までの乾季の時期には、朝晩は気温はグッと下がり、半袖のシャツだと肌寒さを感じるほどだ。ご来光と共に、あたりの空気を支配していた冷気は溶け出し、みるみる暖かい空気へと氷解していくのが感じられる。30分もすると次第に暑さが感じらえるので、高台の境内には長居は無用だ。日の出を拝んで満足した人々の去った後には、猿たちの支配する場所に戻る。

 

 

 

 

 

 

 

 

そういや、人間も猿だった