バンコクにある「湯の森」はいい湯だが、男色家も多そう

 

 タイ王国トラン県にある温泉について書いた。

 

 タイ王国は首都バンコクに2012年にオープンした、日本式の温泉・銭湯がある。その名も「湯の森」。スクンビット通りのソイ(横丁)26にあるAスクウェアに堂々と軒を構える、本格的なスーパー温泉。どうやら系列店がパタヤやシンガポールにもあるようだ。タイ人の友人から800バーツの入浴とマッサージのセット券を貰ったので行ってみた。

 

 

 「湯の森」に到着してみると、バンコクの店舗らしく、店先には車とバイクのパーキング・スペースがゆったりと取られている。この界隈には日本人の住人も多いので、場所の選定も非常に良い。

注:料金表及び温泉の写真は、「湯の森」オフィシャルHPから拝借しました
注:料金表及び温泉の写真は、「湯の森」オフィシャルHPから拝借しました

 ホテルのような立派なフロントで利用したいサービスのチェック・インを済ませ、男湯と女湯の別れた「銭湯」へと足を進める。マッサージを受けるには、まず銭湯で身体を清め、しっかりと温めてから行うと効果が倍増するので、1時間ばかり入湯してからボディ・マッサージの予約を入れた。

 「湯の森」の銭湯施設は、まさに日本の銭湯のように清潔に保たれており、幾つものバスやサウナが一度に楽しめる。タイ王国のバンコクという土地柄もあり、懸念であった男色家(ゲイ)の利用客もやはり多いようで、温泉に浸かるのになぜか「メガネをかけたまま入浴している」という人もちらほら。メガネを曇らせたままキョロキョロしているタイ人は、どこか可笑しくもあり、また「その道の対象」として見られているのか、という一抹の恐怖心も芽生える。

 タイ王国には、水着を着て入る混浴タイプの露天風呂はいくつもあるが、素っ裸で入浴する日式の銭湯タイプの温泉は少ない。タイ人の多くは、やることは相当にやっているのであるが、人前で裸になって温泉に入る、という日本の温泉文化よりも、水着を着て公共のぬるめの温泉に、家族や友人とピクニックがてら浸かる、という形式にずっと慣れている。「湯の森」のように、本格的な「温泉・銭湯」には憧れつつも、馴染み・経験がないのが実情である。

 週一ペースで「湯の森」に足を運ぶ日本人駐在員の知人曰く、「湯の森?めっちゃゲイ多いよ。見られるけど、気にならなくなってきた」と笑い飛ばしていた。高級ジムで汗を流しているイケメンの少なからずがゲイであるバンコクだが、彼らの新しい出逢いスポットとして、「湯の森」は存在感を放っている。「湯の森」自体の施設・サービスはしっかりしているが、銭湯内での出逢いを求めるゲイが多くきてしまうのは、「土地柄」というものなのだろう。「湯の森」に責任はない。

 疲れが溜まってきた時、平日の昼間など、人出の少ない時間を狙って、また行ってみたい湯である。「湯の森」で受ける、入浴後のタイ・マッサージは格別だ。

せめて、入浴時の眼鏡は外して。