バンコク中心部の(ほぼ)無料ミュージアム一階の珈琲店

 

 バンコク中心部の(ほぼ)無料のミュージアムであるBACCを紹介した。

 

 そのBACCの一階に、こじんまりとした店構えでありながら、「店主の珈琲愛」を感じさせる店がある。数人のスタッフと共に、ドリップ・コーヒーを淹れてくれる珈琲店だ。

 

 店内には所狭しと珈琲にまつわる器具が並ぶ。内装も壁に珈琲をドリップする様子を埋め込んだものを作り込むほど、手が込んでいる。短髪の店主がオーダー後に淹れてくれる珈琲は、普段illyなどを愛飲している自分は、「もう少しイタリアンな感じでもいいかな」と感じる味ではあるが、その場で粗挽きの珈琲粉に店主がドリップしてくれている様は、それはそれで眼にも楽しい。

 

 

 毎日、多くの珈琲をドリップし続けてきた店主だけあり、さすがのドリップ技術。ひょっとするとすでにドリップをスタッフに交代しているかもしれない。かつて一度だけ行ったことのあるこの珈琲店は、いつBACCを訪れても数人の客が入っているので、割と人気店のようだ。

 

 

 スターバックスのように重厚なマシンで淹れる珈琲も、安定した旨さはあるが、こうしてプリミティブに、一杯一杯を人の手でドリップしてくれているのは、温もりが感じられる。

 

 

 (ほぼ)観覧・入場無料のBACCにお立ち寄りの際には、一度この珈琲店に立ち寄ってみると、「珈琲ドリップの余興」が楽しめるかもしれない。こうした本格的に珈琲を愛する店主の経営する店が、味の向上をしつつ、できることなら長く続いて欲しいと願う。

 

やはり、挽きたてドリップしたてが嬉しい