ASEANのゲイ事情5:美しすぎるレディー・ボーイ

 

 「深淵なレディー・ボーイの世界」で紹介した、 タイ王国のトップ・レディー・ボーイである俳優・モデル業の「POYちゃん」の活躍の場は、すでにタイ王国だけでなく近隣の中国や香港、台湾にも広がっている。

 このシリーズは前回まで「東南アジア諸国連合のゲイ事情」としてきたが、やや長いので、今回から「ASEANのゲイ事情」としよう。

 

 さて、POYちゃんは20年の歴史を誇るレディー・ボーイのミスコンテストである「ミス・ティファニー」の出身者であるというが、本年2017年の「ミス・ティファニー・ユニバース」には、「POY No.2」との呼び声も高い、「期待の新星」が参加している。それが今回紹介する、ニックネーム「Yoshiちゃん」である。

  Yoshiちゃんは筆者と名前が被るので、妙な親近感を覚えるのだが、私はトランスジェンダーのレディー・ボーイではなく、ノンケの中年男性である。つまらなくて申し訳ない。

 

  それにしても、Yoshiちゃんの写真や映像を見れば見るほど、彼女が「元々は同じ男性であった」とは思えなくなってくる。そして、Yoshiちゃんが友人女性や一般のファン女性と一緒に写っている写真では、大抵Yoshiちゃんの方が女性よりもずっと美しいのである。

 

 写真を見て、「これは負けた」と思われる女性が過半数ではないだろうか。

 

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 Yoshiちゃんに実際に会ったことのあるタイ人の友人曰く、「今年で二十歳の彼女は、ずっと若い頃から可愛かった」という。身長は170センチ台の前半だろうとのこと。写真からも分かる通り、相当に細く、また作り込まれた身体を持つ。

 

 タイ王国の高校の男子学生服で一般的な、「黒の半ズボンに白シャツ姿」のかつてのYoshiちゃんの画像を見ると、短髪でも目を引く可愛らしさを誇っていたことが分かる。若き日の美輪明宏さんが、とてつもない美貌を振りまきながら銀座の街を闊歩していたという伝説があるが、同じようにYoshiちゃんが現れるとその場の雰囲気が変わったことだろう。思春期のクラスメートの男子には、同級生の女子たちを見るよりも、同性のYoshiちゃんに心惹かれていた子もいるのではないだろうか。

 

 バンコクを歩いていると、本当にたくさんのトランスジェンダーの方々を目にする。一見しただけでは、男性だったと分からないレベルの方々から、どこからどう見ても男性なのだが、女性の格好をしているという方々まで。Yoshiちゃんは若い頃から、この前者に当たるだろう。

 美しいトランスジェンダーといえば、女性との出会いを求めた男性が、クラブやバーで相手が男性だったと気づかずに、トランスジェンダーの女性をお持ち帰りしてしまい、ショックを受けたという事故は、バンコクで多発している。

 

 私の知人の日本人男性が日本人の友人男性3人とバンコクに遊びに行った際、クラブで四人の女の子と意気投合してお持ち帰りとなったそうだが、その内の一人がレディー・ボーイであったのだという。

 

 それなりに経験値の高い日本人中年男性4人が、元々男性だと全く気づかないほどのレディー・ボーイは、もはや女性としてカウントして良いのではないかとも思うが、下腹部あたりに「まだ相棒がしっかり付いていた」とのことで、その一線は超えられなかったようだ。

 

 タイ人の男性からのアドバイスとして、「完璧な女性はレディー・ボーイを疑った方が良い。本物の女性は欠点があるけれど、レディー・ボーイには完璧な人がいるから」とのこと。確かに、Yoshiちゃんの写真を見ていると、その意味がよく分かる。

 

 さて、これまたビロウな話で恐縮であるが、タイ人の友人から聞いた噂によると、Yoshiちゃんに男の子として付いていた、「気になる相棒」は、すでに無いとのこと。

 

 トランスジェンダーの術後に関して考える際にいつも思うのだが、切除した「相棒」は術後どうするのだろうか。本人が持ち帰って自宅にトロフィーのように保存しているのか、なかったこととして廃棄してしまうのか、はたまた必要な人にあげるのか。どちらにしろ興味深い「相棒」の行方である。まさかトイレに流したりはしていないだろう。チャオプラヤー川などで夕涼みなどをしている時に、川上から「相棒」がどんぶらこと流れてきたら、かなり驚く。

 

 

 2017年のミス・ティファニー・ユニバースの結果が楽しみだ。Yoshiちゃんは相当に良いところまで来るのではないだろうか。

 

 

 

Yoshiちゃん、可愛すぎる。