バンコクの中華街からタイの富裕層へ上り詰めた華人たち

 

 タイ王国はバンコクの中華街(ヤワラット)は、タイ王国の富裕層となった華僑の人々の故郷のような場所である。中国から流れてきた近世代の中国人たちは、まずバンコクのこの地にタイ国王から居住区を与えられ、ここで必死に商いをして成功し、タイの各地でもビジネスを拡大していったという。

 

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鉄道の線路上に展開するマエクロン市場

 

 鉄道の線路のすぐ近く、それも「鉄道の敷地内」だと思われる場所に暮らす人々が、東南アジアや南アジアには、少なからず存在する。

 

 日本や韓国・中国など、鉄道サービスのすっかり近代化した東アジアでは考えられないことであるが、逆にそれらの地域に足を運んでみると、人々はそれが「自然なこと」であると考え暮らしており、日本や韓国・中国のように「きっちり管理された鉄道網」の方が、逆になんだか不自然に思えてくるから面白い。

 

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タイ人のジグザグ思考

 

 タイ王国で生活をしてみると、嫌でも思い知らされるのが、「タイ人のジグザグ思考」だ。

 

 車やバイクの運転を見れば、明らかにジグザグ走行である。少しでも隙間があれば、車もバイクもそこに突進していくだけでなく、タクシーやバスなども無闇やたらと車線変更をしている。

 

 「街の作り」もジグザグである。毛細血管のように複雑に絡み合った道が有機的に働いているわけではなく、急に一方通行になったり、行き止まりになったり、やたらと渋滞を生み出す結果となっている。

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ヘル・ファイヤー・パス・メモリアル・ミュージアム


 前回、タイ王国はカンチャナブリー県にある死の鉄道の触りを書きました。

 

 大戦中、バンコク・ヤンゴン間の415キロに渡って施設された「死の鉄道」。それらは、戦時中に爆撃され無くなった部分、戦後そのままタイ王国の鉄道網に吸収された部分もあれば、廃路となり線路は資源として再利用された部分もあり、今日ではタイ・ミャンマー間を繋ぐ路線は残っていない。

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タイ王国:死の鉄道(日本軍の負の遺産)

 

 タイ王国の首都バンコクから西に130キロばかり行ったところに、カンチャナブリー県の県庁所在地であるカンチャナブリー市はある。夏の猛暑で知られるカンチャナブリー県には、第二次世界大戦中に日本軍が残した、悪名高き「死の鉄道(Death Railway)」の一部が残っている。

 

 「一部が残っている」というのは、この路線は完成直後に連合軍の攻撃で破壊され、現在に至るまでタイ王国とミャンマーとを結ぶこの路線は、分断されたままであるからだ。

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映画化された、バンコクで最も有名な心霊スポット(後編)

 

 前回の「おそらく、バンコク一有名な心霊スポット(前編)」の続きです。

 

 

 バンコク一有名な心霊スポットである「サソーン・ユニーク・タワー」は、「心霊フィクション」ではあるが映画化もされている。2017年に公開されたタイ映画「The Promise」がそれである。

 

 アジア通貨危機の頃、二人の女子高生が「サソーン・ユニーク・タワー」で一緒に拳銃自殺をしようとするが、一人が死んだところで、もう一人は怖じけずいてその場を逃げてしまった。20年後、娘が高校生に成長した辺りで、「約束」を果たすように霊が追いかけてくるというもの。

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おそらく、バンコク一有名な心霊スポット(前編)

 

 タイ王国の人々は、霊やお化けを信じている人が多い。霊の中にも、「先祖の良い霊」や「巷にうろつく悪い霊」など、色々なタイプの霊がいると考えられている。街中のいたるところに、先祖の霊や土地の霊を祀る祠があるのも、タイ王国ならではの光景だろう。

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バンコクでのお気に入りのカフェ(1):ライブラリー

 

 以前、タイ王国随一の高級ショッピング・モール「アイコン・サイアム」を紹介した。

 

 

 実は、このエリアにはアイコン・サイアムがオープンする前から何度か足を運んでいた。アイコン・サイアムの北側の船着場に隣接する市場や、今回紹介するカフェで、気持ちよく過ごすためである。

 

  そのカフェは、「The Jam Factory(以下ジャム・ファクトリー)」という名の施設の中にある。

 

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アユタヤの「懐かしいオモチャのミュージアム」

 

 タイ王国の歴史は、800余年前にスコータイから始まった。その後、アユタヤに遷都し、現在のバンコクへと首都は至る。

 

 バンコクから北に80キロほど行った一つ前の古都アユタヤに、「懐かしいオモチャのミュージアム」がある。その名を「ミリオン・トイ・ミュージアム」というが、実際に「百万の」オモチャがあるわけではなく、「多くの」という程度に解釈しておこう。

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郷愁を誘うタイ王国の中央駅:ホアランポーン駅

 

 大都会となったタイ王国の首都バンコク。人口規模では、日本の大阪と同じぐらいにまで成長し、背の高いビルも多く、昼は経済都市であり、夜も一部の地区では「夜のコンテンツの活気」のある街となっている。

 

 しかし、この国の鉄道の中央駅であるホアランポーン駅は、バンコクの大きな発展からは取り残されたように、その規模や機能をほとんど変えていない。近年になって、ようやく体育館のように広い吹き抜けの待合室に冷房が入るようになったぐらいで、駅の構造自体は数十年前から大きな変化がないのである。

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バンコクのアイコン・サイアムは、かなり「ハイソ〜」

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タイ王国最高クラスのショッピング・モール:ICON SIAM

 

 20181110日、バンコクのチャオプラヤー川沿いに巨大なショッピング・モールがオープンした。その名はICON SIAM(アイコン・サイアム)

 

 運営母体は、バンコク中心部のサイアム地区に「PARAGON」や「サイアム・センター」など高級ショッピング・モールを手がけるSIAM PIWAT(他二社)である。

 

  ショッピング・モールとそれに隣接する70階建のコンドミニアム(マグノリアス・ウォーターフロント・レジデンス)との総事業費が15USドルとのことで、日本と比べて物価が半分程度のタイ王国において、いかに巨大プロジェクトであるかが分かるだろう。(日本と同じクオリティの生活をするには、実はタイ王国の方がコスト高なのだが、それはここでは置いておく。あくまで「ローカル品質の生活は(比較的)安上がり」、ということ。)

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ASEANのゲイ事情6 タイ王国 2017年度 魔性の女王?

 

 先日(7月)、タイ王国のレディー・ボーイ期待の新星であるYoshiちゃんを取り上げた。タイ王国には各種ミス・コンテストやミスター・コンテストと並んで、レディー・ボーイ(トランス・ジェンダー)のミス(元ミスター)・コンテストが毎年いくつも開催されている。その中で最も知名度と名誉のあるのが、パタヤに大型店舗を構えるレディー・ボーイたちのショー・キャバレーである「ティファニー」の開催する、「ミス・ティファニー・コンテスト」である。

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ASEANのゲイ事情5:美しすぎるレディー・ボーイ

 

 「深淵なレディー・ボーイの世界」で紹介した、 タイ王国のトップ・レディー・ボーイである俳優・モデル業の「POYちゃん」の活躍の場は、すでにタイ王国だけでなく近隣の中国や香港、台湾にも広がっている。

 このシリーズは前回まで「東南アジア諸国連合のゲイ事情」としてきたが、やや長いので、今回から「ASEANのゲイ事情」としよう。

 

 さて、POYちゃんは20年の歴史を誇るレディー・ボーイのミスコンテストである「ミス・ティファニー」の出身者であるというが、本年2017年の「ミス・ティファニー・ユニバース」には、「POY No.2」との呼び声も高い、「期待の新星」が参加している。それが今回紹介する、ニックネーム「Yoshiちゃん」である。

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タイ王国で定番の下ネタ その1

 

 どこの国であっても、程度の差はあれ、「下ネタ」で盛り上がることはよくある。人間が存在する限り、男女の営みがあるのは世界共通であり、そうした下世話なネタはどこの世界にもあるのだ。

 国籍の異なる人と知り合って間もない間柄でも、下ネタを挟むことによって、グッと関係性が近くなるように感じられることもある。時と場合によっては、逆効果になる劇薬でもあるので、取り扱いには注意が必要であるが。

 

 タイ王国の「タイ」とは、「自由」や「人」という意味を表す言葉であるという。確かにタイの人々は、真面目や几帳面だけが取り柄の一般的な日本人よりも、色々な意味で「はるかに自由な人」が多い気がする。

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バンコクで私がよく行く書店と、その書店一押しの作家

 

 タイ王国の首都バンコクに滞在している時に、気がつくと夜間の蛍光灯の周りに屯する夜光虫のように吸い寄せられている書店がある。高級ショッピング・モールであるパラゴンに店を構えるKINOKUNIYAがそれである。日本と比べてもずっと高いパラゴンで服飾品の買い物をすることはまずないが、食事や書店、映画館にはよく足を運ぶ。

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タイ王国のパンクな「地獄寺」:ワット・パイ・ロン・ウア

 

  タイ王国には有名な「地獄寺」がある。人の死後、生前の悪行によって、「地獄でどんな大変な目にあうか」を各種漆喰の人形で表した寺である。

 

 タイ人にとっては、「良い学びの寺」であり、異邦人にとっては、「ぶっとんだ世界観の地獄ランド」として好評を得ている。

 

 パイ・ロン・ウア寺、タイ語で「ワット・パイ・ロン・ウア(Wat Phai Rong Wua)」がその地獄寺の名称だ。

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パッタイ(タイ焼きそば)の有名店:ティプサマイ

 

 パッタイ(Phad Thai)とは、タイ王国の焼きそばである。海老(ゴン)入りのパッタイ・ゴン、豚肉(ムー)入りのパッタイ・ムーなど、具材によって最後に付く名詞が変わる。

 

 バンコクで最も有名なパッタイ屋といえば、ゴールデン・マウンテンの近くにあるティプサマイ(Thipsamai)であろう。夕方にオープンし、日付が変わる頃には店じまいしてしまうのだが、店内はいつも満席で、店の外や近所の店の前に設置された「仮設の座席」も満席となっていることが多い。異邦人の客も多いが、現地タイ人のお客が多く足を運ぶことからも、その人気のほどが伺える。

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タイ王国のラヨーン水族館の値段は良心的

 

 「タイ王国ラヨーン県の浜辺」について少し書いた。

 

 タイ王国では、日本ほどあちこちに水族館があるわけではない。最も有名なのは、首都バンコクの高級ショッピング・モールのパラゴンの地下にある「外国人からはぼったくり、現地人からはそこそこに」が基本方針のアクアリウムであろう。英語表記の値段とタイ語表記の値段が違うのであるが、「どうせ外人はタイ文字が読めないだろうから」という「タイ人らしいボッタクリ思考」が垣間見られることで有名だ。

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