ベトナム鉄道の旅:軟座車両での車内販売の食事

 

 ベトナムの鉄道網はとてもシンプルである。北東の広西省に面するDong Dangの駅から、南のサイゴン(ホーチミン)へと南北を横断する路線が主線であり、それ以外は、首都ハノイから北は中国雲南省と国境を接するLao Caiへと向かう支線がある程度だ。Y字のような鉄道網である。

 

 今日、中国の広西省との国際列車は通じているが、雲南省との国際列車の乗り入れは中断したままになっている。

 

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バンコクの素敵な船着場:ティエン船着場

 

曲がりくねったチャオプラヤー川とその支流の川面は、多くのバンコキアンたちの通勤・通学の「道」として、現役の船が行き交い活気がある。

 

人それぞれ、好きな船着場の景色やその界隈の雰囲気があると思うが、私が特に思い入れの深い船着場は、バンコク最古のお寺であるワット・ポーと王宮の裏手にある、ティエン船着場界隈だ。

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チェンマイで世界最高クラスのカフェ・ラテを愉しむ

 

 前回、「普通の街になりつつあるチェンマイ」という感慨を書きました。

 

 今回は、そんなチェンマイにある素敵なカフェについて。

 

 

 すでに普通の街ではあるチェンマイにも、「これは!」というカフェを見つけることはできる。チェンマイでは有名なRistr8to Coffeeがそれだ。

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普通の街になりつつあるタイ王国チェンマイ

 

 タイ王国のチェンマイは、バンコクについで王国第二の都市として勢いのある地である。しかし、「ここは!」という見所がないのも、バンコク譲りである。観に行った人の多くががっかりすると言われる市内中心部にある「ターペー門」、山の上の「ドイ・ステープ寺」(寺はいまいちだが、景色はそれなりに良い。外人料金30Bを徴収する辺りがタイ人らしい)など、肩透かしを喰らう。

 

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タイ王国北部の町パイにて、美しい日の出を望む

 

 タイ王国の北西地域、ミャンマーと国境を接する辺りに、マエホンソン県はある。ここは多くが森林に覆われた緑豊かな土地であり、タイ王国の中でも、自然が多く残された場所として有名だ。訪れる人の多いチェンマイ県、チェンライ県の西側に位置する。

 

10年ばかり前まではタイの中でも最も穏やかな顔をもつ地として知られていたが、昨今では中国大陸からの旅行者が大挙しており、様相を変えつつある。

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旅人の友人達を連れ、バンコクのゲイ・ストリートに

 

 以前バンコクで有名なゲイ・ストリートについて前に書きました。今回はその派生編です。

 

 

 かつて、ラオスからタイへと向かう旅路で知り合った中国人の旅人タイガーと、バンコクの宿で知り合ったアメリカはサンフランシスコ出身のケイトを連れ、バンコク一有名なゲイ・ストリートであるシーロム・ソイ4、パッポンのレディー・ボーイ(LB)のお店、最後にハードな方のゲイ・ストリートと梯子をしたことがある。

 

 パッポンはどこもドリンク代が150Bに値上げされており、女性やLBへのドリンク代は200Bとなっていた。時代の流れを感じる。今はもっと高いのだろうか。

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ラオスのレストランは侮れない

 

 タイ王国の裏山、ラオスについて書いています。

 

首都ビエンチャンからバスで3時間ばかり北上したところに、川遊びで有名なバンビエンはある。バンビエンには欧米のバックパッカーを中心に、多くの若い観光客が集まる。川遊びや飲んだくれる以外に特にやることもない町なので、 旅人にとって一日に何度かの食事は大切なイベントだ。安くて美味いものに当たればその日は気分よく過ごせるし、その逆であれば、気分を回復するのに時間がかかるかもしれない。

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ラオスのバンビエンの楽しみ

 

 ラオス北部、人口25000人ほどの小さなバンビエン(Van Vieng)の町は、自然と他の旅人との邂逅を楽しむバック・パッカーで溢れている。

 

この町の東を南北に走る国道13号線沿いには、かつての米軍の飛行場の滑走路跡が剥き出しで鎮座し、そこから西側のナム・ソング川にかけて安宿や飲食店、マッサージ店が集まった地域が形成されている。

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ラオスのルアンパバーン郡、滝の上流にある洞窟と源泉

 

 ラオスの古都ルアンパバーンについて書いています。

 

前回「コウアンクシーの滝」を紹介しました。今回はその続きです。

 

 

 コウアンクシー滝を訪れる大多数の観光客は、最大の見所である比較的大きな滝を観た後、満足してルアンパバーンの町へと帰路につく。しかし、全体の1割以下か5%程度の旅人たちは、さらに上流に遡る道を選ぶ。

 

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色々とゆるい、ラオスの古都ルアンパバーン

 

ラオス北部の世界遺産の古都ルアンパバーンは、とある旅行誌の指標にて、欧米人の若者の間で「最も訪れてみたいアジアの町」に選ばれたという。

 

実際にルアンパバーンを訪れてみても、初めは「なんでここが?」という印象を持つのであるが、二日三日と滞在するうちに、「確かに居心地がいいかも」という感慨に変わる。そして、そのままずるずると1週間以上滞在する旅人が多いのだ。

 

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急変しつつある、ラオスの首都ビエンチャン

 

 ラオスの首都ビエンチャンは、一国の首都であるものの、観光資源に乏しい街だ。

 

ここを訪れる多くの外国人の目的は、北にあるかつて米軍の飛行キャンプのあったバン・ビエン、古都ルアンパバーンへの道中のために立ち寄るか、隣接するタイ王国へのビザを取得する為であることが多い。「ビエンチャンの観光の為だけにこの地を訪れる」という人は少ない。

 

北部を目指す人々は素通りするか交通手段の都合で一泊だけし、この街をあとにするケースがほとんどである。ビザの申請に来た人々はといえば、タイ王国の領事館就労日の午前中に申請を行い、翌就労日の午後にビザ受領した人々たちは、そそくさとこの街をあとにするのであった。

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『いま生きているという冒険』 石川直樹

 

 写真家の石川直樹さんによる「旅という冒険の手段」に関する本。

 

 読者対象層が中学生以上という本なので、 漢字の多くにルビがふってあるのが、大人には逆に読みづらい印象を与えるが、読み進めている内に気にならなくなるから不思議だ。

 

 文体は全ての装備を知恵に置き換えることの方が読み物としての完成度は高いが、10代の読者も想定しての文章なのでこれは仕方がない。装丁も親切だなと感じていたら、祖父江慎さんだった。

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『全ての装備を知恵に置き換えること』石川直樹

 

 石川直樹さんを最初に知ったのは、「写真家・石川直樹」としてだった。しかし、本書を読んでからは、「旅の作家から写真にも領域を広げた石川直樹さん」という認識に変わった。

 

 北極から南極まで、ほぼ人力によるプリミティブな手段で地球の半径を旅する「Pole to Pole」、世界7大陸の最高峰全てに登頂した旅人、この本を読むと、石川直樹さんは実に早熟な人であったことが分かる。

 

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新版『メメント・モリ』藤原新也

 

 久々に写真家で作家の藤原新也さんの『メメント・モリ』を目にし、手に取ってみると、2008115日に大幅に改編された新版であった。旧版を初めて手にしたのは十数年前になるだろうか。ガンジス川かどこかの川辺らしき場所で、人間の屍体が野良犬に喰われつつあり、その写真に

 

「ニンゲンは犬に食われるほど自由だ」

 

という言葉が付いていて衝撃を受けた本である。新版でも同じ写真と言葉は残されていた。

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旅の装備:4色ボールペン

 

 旅先が発展途上のアジア諸国であろうが、すでに発展しているヨーロッパ諸国であろうが、はたまた日本国内であろうが、目的地を問わずに一つ二つ鞄に忍ばせている「旅の装備」がある。それは、日本メーカー製の「4色ボールペン」だ。

 

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仕事人の座右の書:『イシューからはじめよ』

 

 毎年、多くのビジネス書が市場に出回るが、その大部分が人に知られることもなく世の中から消えていく。そうした本は消えうる運命を背負った「おまとめサイト的な内容」のものが殆どで、著者が「自分の頭と経験から考えたこと」でないものがほとんどだ。全くビジネスの経験のない人々には、「ビジネスの全体を俯瞰するための良い勉強」になりうるかもしれないが、3040代ともなってくると、本を手にする時間と労力、そして幾ばくかの金の無駄でしかない。

 

 これまでに数百冊はビジネスに関連する書籍を読んできた。手にする前に「この本は読む価値があるだろうか」と斜め読みしたモノを含めると、数千冊は渉猟してきたとも言える。その中で、近年、圧倒的な存在感を放っていたビジネス書といえば、『イシューからはじめよ』である。

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裸の王様

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シンガポールの素敵な書店2:Woods in the Books


 シンガポールのお気に入りの書店であるBooksActuallyを紹介した。

 

実は、同じチョン・バール地区にあるロン・シアック通りには、数件離れてもう一軒、素敵な書店がある。主に絵本を扱うWoods in the Booksがそれである。

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