名作だが、観る人を選ぶ『ムーンライト』

 

 先日のアカデミー賞の作品賞を受賞した『ムーンライト』。

 

 アカデミー作品賞の発表の際に、『ラ・ラ・ランド』と間違えて発表されてしまい、『ラ・ラ・ランド』陣を歓喜させた後に、「すみません、実は『ムーンライト』でした」、という悲喜こもごものオチをつけることになったアカデミー賞の授賞式は、今後も語り継がれることであろう。

 

 この『ムーンライト』を韓国はソウルのロッテ・ワールドにて観てきた。

 

 蛇足であるが、ソウルのロッテ・ワールドのシネマには、ギネス・ブックに登録されているという「世界最大のスクリーン」があるらしい。『ムーンライト』の公開は、普通の「そこそこ大きなスクリーン」であったので、この「世界最大のスクリーン」を堪能することはできなかった。といっても、巨大なアイマックスのスクリーンで観るような内容の作品でもないが。

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韓国の「ゆるキャラ」の「魂」をうっかり見てしまった

 

 2018年、韓国で開催される予定の冬季オリンピック。その開催地名から「ピョンチャン・オリンピック」と呼ばれるらしい。

 

 「ピョンチャン・オリンピック」には、主に二種類のマスコットが活躍するようで、ユーチューブでも彼らの姿を見ることができる。ホワイト・タイガーの「ソーホラン(Soohorang)」と「その相棒のクマ」がそれだ。以下の動画を観た感じでは、ソーホランがメインのキャラクターであり、クマはその「連れ」的な感じがする。

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建築家のザハ・ハディド氏が他界して

 

 20163月末、建築界を驚かすニュースがあった。気鋭の女性建築家ザハ・ハディド氏が気管支炎で死去したのである。195010月末生まれ、まだ60代も半ばであったという。2020年の東京オリンピックの新国立競技場を設計し、その案が採用されたものの、建設予算が当初見積もりよりも高くなるということで、採用が白紙撤回され、日本人建築家の隈研吾さんの案に落ち着いたことは記憶に新しい。 

 

 今後、彼女の新しいプロジェクトが日本で誕生することはないだろう。 

 

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「韓国メーカーの4Kディスプレイ」の使用感レビュー

 先日、韓国メーカーの4Kディスプレイを注文したことを書いた。今回は、実際に商品が届いて数日使ってみた後のレビューです。

 

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韓国メーカーの4Kディスプレイを注文

 

 もうすでに10年以上前になるだろうか、韓流ドラマが一斉を風靡していたのは。あの頃には想像もできない程に、今日の日本は「嫌韓」ムードが漂うようになっている。社会全体ではないが、確実にそのネガティブな空気が増殖しているのを感じる。生活をしていて、商品を購入する祭に、「韓国企業の商品」というだけで、購入を躊躇する人もいるのだろう。

 

 少し混み入ったコンピュータ操作が必要になり、大きなディスプレイで目にも優しい物を探していた。ヨドバシカメラやアマゾンで適当なモノはないかと物色していたら、以下の商品に行き当たり、思わずオーダーしてしまった。

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SIMロックにみる「国内市場への呪縛」という大失策


 201599日の米時間の日中にアップル社の新規製品等のリリースがあり、 新製品がお披露目された。中でも注目を浴びたのがスマートフォンであるiPhone6Sと大型タブレットのiPad Proだろう。(画像は基本的にアップルの日米サイトから拝借しました)

 

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国家主席はつらいよ

 

 201593日の午前10時から11時40分頃まで、北京の天安門広場とそれを横切る長安街を中心に、 「中国人民抗日戦争及び世界反ファシスト戦争勝利70周年記念大会」という長ったらしい名の記念式典が開催された。市内の交通規制は言わずもがな、北京首都空港の午前中の離着陸すら禁止にするほどの警戒態勢だった。

 

 式典の貴賓席には、胡錦濤(とその仲間達)という先代の共産党首脳陣とその前の江沢民までが列席し、国外からは今では西側諸国に忌み嫌われるロシアのプーチン大統領を皮切りに、中国との関係性を大切だと思う国々の首脳たち、「国連代表の次のポストは韓国に帰って大統領を狙っている」と言われる国連代表などが顔を並べた。

 

 習近平の期待していた「本来の絵」は、「オバマ大統領を筆頭に西側首脳陣とロシアのプーチンまでをも仲良く同伴しての入場」という絵であったろうが、西側の首脳陣はことごとく出席してくれず、中国とロシアという独裁強権国家(つまりファシスト)のお頭達と、その愉快な仲間達という列席者になってしまったことに、党中央の面々は枕を濡らしていそうだ。

 「やっぱりわしら、欧米の同志が少ないな。来てくれたのは嫌われ者のプーチンぐらいじゃ。」こんな恨み節が聞こえてきそうである。



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逆張りの旅先選び(韓国・ソウル)の結果

 

 

 先日「旅先選びにも逆張りの発想はあり?」というものを書いた。実際に韓国のソウルを訪れてみて、中国人グループ観光客の減少によりとても快適に韓国の友人と再会し、楽しいひと時を過ごすことができた。

 

 日本のメディアでは、MERS関連のニュースで、マスクをして街を歩く韓国人の写真や映像が使われていることが多かったが、実際の7月半ばの韓国ソウルの街並みには、マスクをしている人など殆どおらず、例年の韓国同様、夏の厳しい日差しが照りつけている快活な街であった。

 

 韓国人の友人曰く、「中国からのツアー客が減って、韓国のツーリズムは打撃を受けているけれど、ソウルの大方の市民にとっては、うるさい観光客が少なくなって快適だよ」とのこと。

 

 旧マスコミ(特にテレビ・新聞)は、情報の量を実際の「社会的なインパクト(重さ)」で計り伝えることが少なく、ピンポイントの「熱い話題」で耳目をさらおうとする傾向があり、人心をミスリードすることが度々ある。その辺には情報の受け手の注意が必要だ。

 

 

 

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