しばしばインドネシア化する香港の公園

 

  イギリスの植民地時代を経た香港は、日本よりも外国人ワーカーの受け入れを積極的に行ってきた。そもそも、中国の一地方である小さな漁村や港町から急激に発展した地域なので、移民が多く行き来することに対し、抵抗が少ない土壌があるのだろう。

 

 それにしても、ここ数年の香港では、中国でありながら、ASEANの風が吹いているかのように思える。かつては英語の使えるフィリピン人の家政婦さんやブルー・カラーの人々が多かったが、ここ数年で急激に英語のそううまくない、まして中国語などほとんどできないインドネシア人女性の労働者が多く見られるようになった。

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香港のSOHO地区にて、ハイファイブをする店猫と出逢う

   

 香港を歩いていると、ふと目を惹かれる店がたまにある。

 

 先日、かつて小学校や警察の寮として使われていた建物をリノベーションして作られたPQMを見た後に、PQMのすぐ鼻と目の先にある店に惹かれ、店内に足を踏み入れてみた。

 

 店頭の写真を撮るのを忘れてしまったので、Googleの地図情報からストリートの風景を切り取った。写真の左側の店が今回訪れた「創藝無限」である。店名が読みづらい。

 

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香港の富豪・李嘉誠による「慈しむ山の寺」

 

 香港北部にある「慈山寺」について書いている。

 

 予約時間になり、一人一人予約の番号とIDを確認し、慈山寺の寺門を潜る。山の斜面に建てられた慈山寺の参拝は、座禅や瞑想のコースに申し込まなければ、小一時間もあれば済むだろう。

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香港の慈山寺への道

 

 香港の富豪である李嘉誠によって建立された、比較的新しい寺が大陸の深圳にほど近い香港北部にある。その名を「慈山寺(ツーシャンスー)」という。

 

 寺の参拝には、事前のオンライン予約が必要ではあるが、参拝は基本的に無料である。予約には香港の携帯電話番号が必要だが、香港の番号を持っていない人は、友人の番号を借りることで予約できる。

 

 実際に、「予約制だと知らなかった」と慈山寺を直接訪れ、あっさりと門前払いを食らっているフィリピン人や大陸人のグループを眼にした。必ず予約はしていった方が良いだろう。

 自家用車での訪問は禁止されている慈山寺。電車やバスを乗り継ぎ、やっとこさ到着したのに、山中にある境内を見ることができず、香港市内に引き返すのは、やりきれないであろうから。

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香港で便利な飲食店の無料WiFiスポット

 

 旅人にとって、気軽にWiFiに繋がれるというのは助かる。WiFiにつながれるだけで、旅先での糸の切れた凧のような気分から、世界のここかしこに点在する友人・知人・家族・仕事仲間と繋がれる安心感が得られるからだろう。

 香港において、最も便利で多くの場所にある飲食店のWiFiスポットといえば、マクドナルドのそれだろう。しかも繁華街にある店舗の多くが24時間営業だ。

 

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すでに安宿ではなくなった香港の重慶マンション

 ウォン・カーウェイ監督の「恋する惑星」という映画をご存知だろうか。中国語では「重慶森林(チョンチン センリン)」というタイトルの映画で、前半後半で二つの物語が織り成される。前半の物語には若き日の金城武も主演しているので、知っている人も多いだろう。後半の恋する警官役のトニー・レオンがとにかく格好良い。(ウォン・カーウェイ監督とトニー・レオンの極め付けの映画は、「花样年华(花様年華)」であるが)

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すでに買物天国ではなくなった香港

 

 ここ数年の間に、香港に異変が起きている。それは、「多くの日本人にとって、香港は買物天国ではなくなった」ということだ。

 

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北京・上海と香港の地下鉄に見る基本理念の差

 

 北京の地下鉄網は2008年の北京オリンピックを界に急激に整備が進み、今日では世界でも地下鉄網が発達した地域となった。同様に2010年に万博を開催した上海でもそれを契機に地下鉄の整備が一気に進み、上海の街には総延長距離で東京を超える程の地下鉄網が整備されている。

 

 かたや、イギリスの統治下時代に一足先に地下鉄が引かれていた香港では、そう目立った地下鉄の延長工事はないのであるが、それでも北京・上海、そして香港の地下鉄を乗り比べてみるとその「乗客サービスの基本理念」の違いが肌で感じられるのである。

 

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