マカオでは大型ホテルの無料送迎バスを使うとお得

 

 大陸の景気が急激に減速し、カジノの収入も前年割れ数十パーセントというマカオ。それでも、まだまだこの地を訪れる人は少なくない。むしろ、マカオの面積や見所の割に、以前は訪問者が多過ぎたとも言える。

 

 少し落ち着きつつあるマカオにおいて、旅人にとってマカオ観光に便利な移動手段がある。それは大型ホテルの無料送迎バスだ。

 

 カジノの太客(大金をカジノで使うお客)ならまだしも、一般的な旅人にとって、マカオの物価は高く感じるのではないだろうか。なにせマカオの物価は香港より高いほどである。

 

 ベネチアン・ホテルやサンズ、ギャラクシーを筆頭に、大型のホテルでは「無料の送迎バス」を旅行者に提供し、カジノへの客足を少しでも伸ばそうと躍起になっている。カジノを使わない人でもこの「無料送迎バス」は利用可能だ。当該のホテルに泊まらなくとも良い。

 

 ホテル側としては、なるべく多くの来客があり、気が向いたらカジノでお金を落としてくれたらラッキーだし、併設するショッピング・モールやレストラン・カフェでもお金を落としてくれる可能性があるので、無料送迎バスを何本も出しても、それでも元が取れているのであろう。

 

 また、宿泊客でなくとも大型のホテルでは荷物を預かってくれるサービスがあり、ベネチアンでは荷物一つにつき10MOPで預かってもらえた。もちろん、宿泊客であればこれは無料である。

 

 無料の送迎バスはマカオ空港の側、マカオと香港をつなぐ高速ターボ・ジェット(船)、マカオの旧市街などを行き来しており、旅人が訪れる主要な場所にはバス・ルートがある。マカオには路線バスやタクシーも多くあるが、これらを利用していると意外にお金がするすると手元から無くなっていくので、無料の送迎バスはありがたい。

 

 しかも、路線バスよりも無料の送迎バスのほうがしっかりした車体のバスを使っており、また運転もソフトだ。マカオの路線バスは急発進や急停車を繰り返す血の気の多い運転手が多いので、無闇やたらと揺れることで知られている。大型ホテルの送迎バスではそうしたことがないので、ずっと乗り心地が良いし、大きな荷物を積むトランクも使わせてくれる。

 ベネチアンの隣に大型ホテルのパリシアンがオープンし、大型ホテルをつなぐモノレール路線が整備されつつあるマカオ。香港とマカオをつなぐ途方もない長距離の水上橋も開通した。マカオは今後もさらに交通の便が良くなりそうだ。

 

 

 それにしても、「ベネチア人」とか「パリ人」とか、「何人」という名前のホテルが増えている気がする。「中国人」という名のホテルはまだないが、これは中国人や外国人にも全く流行らないからだろうか。

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