主要政党の「政見放送」を観比べてみる

 

 

 明日、2019721日(日)は参院選選挙の投票日だ。期日前投票はすでに始まっており、本日20日(土)まで可能である。

 

 私は基本的にテレビを観ないのだが、NHKで放送されていた各党代表の「政見放送」をYouTubeを使い、観られるところだけ観比べてみた。各党の現状の捉え方、基本スタンス、今後の政策をどうしていこうと考えているのかを垣間見るためである。

 

 残念ながら、「政見放送」で言っていたことと、やっていることの間に大きな乖離のある既存政党も存在する。それはもう「国家的な詐欺師」と呼んで良いだろう。だが、特に新しい党に関しては、各党のHP、街頭演説、そしてNHKの「政見放送」などから気骨を汲み取るしかないのが実態だ。選挙に通った後に、「本当に有言実行する人々かどうか」を全身全霊をかけて汲み取る必要がある。なにせ、政治家はよく嘘をつくので。

 「一票の重み」は、国家予算101兆円に参院議員の任期6年間を掛け、有権者数の1億658万人で割ると、金額ベースで考えることができる。その金額、なんと570万円。我々の持つ一票には、金額にして570万円の重みがあるのである。

 

 投票の資格のある人は、今日の日本に満足しているかどうかで、「与党に入れるか、野党に入れるか」といったざっくりとした尺度でも投票に行った方が良いだろう。投票に行かないと、自動的に「与党に与する」ことになるからだ。与党を支持しているのであれば、それでも良い。しかし、与党に満足していない、やや満足していないという人は、どこの党でも良いので野党に投票に行く価値がある。本当に、「どこの党でも良い」のである。投票率を上げるだけで、与党への圧力となるからだ。

 YouTubeでは、自由民主党、立憲民主党、社会民主党、公明党、共産党、日本維新の会、れいわ新選組、NHKから国民を守る党などの「政見放送」を観てみた。以下、政見放送のページを紹介していくが、「見苦しい」と感じる「政見放送」は、画面右下の「設定」から「速度を二倍」にして観たりすると良いだろう。

 

 

  まず、現在与党である「自由民主党」。安倍総理と三原じゅん子議員の二人が出ている。正直、かなり苦しい内容の「政見放送」であると感じるものである。

 

 次に、今回の選挙においてダーク・ホースである「れいわ新選組」の山本太郎代表による「政見放送」。

 

 

 この人の政権放送、かなり上手いと感じるのは私だけではないだろう。もともと「タレント・芸能人」としてキャリアをスタートした山本太郎氏であるが、ここ数年でかなり政治家としての実力をつけてきた。彼の力を活かしたい人は、投票用紙の2枚目、比例の用紙には「山本太郎」か「れいわ」と書くと良い。

 

 ちなみに、どこかからの力が働き、大手のTVや新聞では「れいわ新選組」や「山本太郎」氏の話はほとんど取り上げられないようになっているようだ。こうしてインターネットで観るしかないところに「日本の深い暗部」を感じさせる。

 

 

 続けて、野党の立憲民主党。

 

 

 枝野幸男代表と石川香織議員による「政見放送」。

 

 この放送、観ていると分かるのだが、枝野代表があまりに「カンペを見ている」というのが感じられすぎる。カメラの左側(映像の向かって右側)にあるであろう「カンペを読んでいる」感が半端ではない。

 「社会民主党(社民党)」福島みずほ副代表&吉川はじめ幹事長

 

 福島副代表にやや違和感(化粧のせいだろうか)があるが、吉川幹事長の方は割と普通だ。

 

 

 

 続いて、自民党とべったりの公明党の「政見放送」。山口那津男代表。

 

 

 「ロボット感」が否めない。

 

 

 

 そして、「日本維新の会」松井一郎代表&高木かおり議員

 

 

 冒頭から「景気は回復してきている」(松井一郎代表)とのことなので、多くの国民とは認識のズレが大きそうだ。

 

 

 

 「日本共産党」司会小池晃 党書記局長

 

 話し手が合計で7名、コロコロ変わる。

 

 

 

 最後に、「NHKから国民を守る党」立花孝志代表

 

 

 ツッコミどころ満載だが、この放送を「NHKでやっている」というところが、日本がまだ首の皮一枚で「民主主義国家」につながっていると感じられるところであろうか。

 

 「不倫」「路上」「カー・セックス」など一部の人々にキャッチーな言葉を使っている。この人の古巣のNHKをぶっ壊す、20年も働いていた古巣を全否定するというのは、大人としていかがなものであろうか。そんなに全否定する組織なら、もっと早く辞めていればよかったものを。

 

  もし中学生に投票権があったら、ここにたくさん票が入ってしまいそうで怖いが、ひとまずもう少しの間は投票権を中学生に与えることはなさそうなので、大勢力になることはないだろう。それにしても、この人だけ議員になっても、国民が負担する年間コストは2億円、6年間で12億円だ。

 

 確かに、NHKには大きな問題がある。集金など、やっていることもかなり無茶苦茶だ。しかし、彼は20年もそこで働いていたということ自体が、そこで拭えない「彼の言う犯罪の片棒を担いでいた」ということである。

 

 

 

 国会議員の年間給与は3000万円から4000万円、彼らにかかる経費は一人当たり年間約2億円という。国会議員が約700人いるので、合計で年間約1400億円。

 

 これだけの経費をかけながら、さらに日本の長期的な衰退を「速める」党に政権を取らせるのか、衰退を「ゆっくりと受け入れられる程度にする」党に政権を交代させるのか、はたまた「奇跡的に社会を上向きにさせる」党に政権を取らせるのかは、主権者である一人一人の投票にかかっている。

 

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