東京紅葉散歩 その参(北の丸公園)

 

前回「東京紅葉散歩 その弐(靖国神社)」からの続きです。

 

靖国神社への束の間の訪問を終え、靖国通りを北の丸公園の入口へと向かい下る。ここ千鳥ヶ淵のお堀は、桜の時期には大変に美しく、またそれ以外の時期に訪れてもよいものである。

 

靖国通りの緩やかな坂道を北の丸公園の入口である田安門に向かい歩いていくと、北の丸公園入口のあたりに高燈篭が見えてくる。下は石垣、上部に見晴台と大きな燈篭が設置されており、和洋折衷のようなデザインに心躍らされる。

 

お堀にかかる緩やかな坂になった橋を渡ると、「大きな玉ねぎ」の載った日本武道館が後方に見えてくる。頑丈そうな田安門をくぐり、大きなイチョウの樹が植えられた向かいにある日本武道館の「カフェテラス武道」の店名にグッとくる。

 

 

日本武道館には武道の試合や演舞という本来の用途を観に来たことはないが、何度か海外アーティストのコンサートを観に足を運んだ。この「武道館」の名を海外のアーティストに一躍有名にしたのが、アメリカの往年のロック・バンド、チープ・トリックのライヴ・アルバム『At Budokan』である。

 

彼らの前にビートルズや一世代上の大御所バンドもここで公演をしているが、『At Budokan』と「武道館」の名を冠したアルバムで極東の島国の武道館の名を有名にしたのは、やはりチープ・トリックであるだろう。

日本武道館をあとにし、北の丸公園の中心地へと歩みを進める。広い芝生のあるエリアの周囲には、背の高い木々が近隣の背の高いビルの姿を隠し、ここが東京の中心地であるのが忘れられる。

 

 

そこから千鳥ヶ淵側の森に目を向ければ、隠れるようにしてもみじの密集した箇所もあり、短い紅葉の最盛期には、真っ赤な絨毯で辺りを敷き詰める光景も楽しめる。通常、イチョウが散り始める頃に、もみじが真っ赤に燃え上がるようだ。

 

 

さらに南側にある皇居側へと向かうには、お堀の中を東西に抜ける唯一の道である「代官町通り」を渡る。西側の皇居は一般には公開されていないので、東側の「皇居東御苑」に向かうことにしよう。

 

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北の丸公園には、科学技術館も。