ラオスの古都ルアンパバーン、それは長い夜市。

 

ラオスの古都ルアンパバーンにおいて、夜の定番のイベントといえば、町の中心にあるフォーシーの丘の麓のシサバンボン通りで毎夜催される夜市の散策がある。

 

夜市が開かれる同じ通りは、翌朝になると仏僧の托鉢のメイン会場となる場所である。こうして「托鉢のメイン会場」などと呼んで良いかどうか分からないが、きっと罰は当たらないだろう。

 

この夜市となるシサバンボン通り、日中はここで夜市が開かれるとは全く思えないほど、すっきりと露天の跡形もない場所である。しかし、夕闇が迫るにつれ、どこからともなく行商がやってくる。あれよあれよという間に、無数のテントの設営が始まり、辺りが暗くなる頃には数百ものテントで通りが埋め尽くされているのである。

 

 夜市の南西端は夜市ストリート・フードのある通りから始まり、そのまま北東に向けて数百メートルもの長さに露店が並ぶ。夜市は主に物の売買に特化しているので、旅人の多くは夜市に行く前後に食事を済ませることになる。夜市ストリート・フードの通りでは、有名な安い「量り売り」の飯屋が旅人の胃袋を夜な夜な満たしている。決して美味い料理ではないが、安くて早いので、バックパッカーを中心に毎晩盛況な裏道だ。

 

さて、夜市。

 

日中は人影がまばらなルアンパバーンが、これほどまで人口密度が高くなるのは、おそらくこの夜市の開催されるこの通りとその開催時間であろう。数百もの露店が出店されるが、それだけこのまちに行商が集まってくることがやや驚きでもある。

 

しかし、驚くのはまだ早い。数百点もの露店が立ち並ぶこのルアンパバーンの夜市であるが、そこで売られている物が相当に重複していることにもまた驚かされるのである。中規模のスーパーであれば、一店舗でその全てが賄えるような限られた種類の土産物が、数百店舗もの露店で重複して売られているのである。

 

  

Tシャツ、置物、刺繍、絵画、ポップアップ・レター、民族服、織物、帽子、といったぐあいの同じような商品が、数店おきに売られているのを目にすることになる。「あっちでも見たな」「こっちにもあるな」と同じようなものを長い夜市の中を歩きながら、見比べていくことになる。

 

また、ここの夜市では店番として多くの子供達の姿を目にする。中高生ぐらいの子供たちはザラで、中には小学生ぐらいの子供たちも家族や親類を手伝い店番をしている。

 

家族ぐるみで行商に勤しむ露店群、歩いているだけでなんだか気持ちがほっこりとしてくる夜市だ。

 

 

夜市もゆるい、ルアンパバーン。

 

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