ミャンマー:バガンのアナンダ仏塔を訪ねる

 

前回のブログ行商の老婆を気遣うミャンマーの若者からの続きです。

 

 

バガン地区を訪れる観光客が「ほぼ必ず訪れる仏塔」がある。それは「アナンダ・パヤー(仏塔)」である。仏塔と呼ぶにはややサイズが大きく、寺院という様相を呈しているが、現地の呼び名ではパヤー(仏塔)であるので、ひとまずそう呼んでおこう。

とある馬車の使役に、「オールド・バガンのいくつかのエリアには、馬車でしかいけないよ」と言われ、そういうものなのかと思った旅人ローゼンと私は、素直に馬車をチャーターし、まずオールド・バガンで最も有名なアナンダ仏塔を訪れた。

 

後から振り返ってみると、自転車でも余裕で訪問ができる場所にあったのだが、土地勘がない旅人にとって、現地の馬車使いが口にする言葉は重く、「馬車じゃないと入れてもらえないエリア」があるのかと思われた。ところが、実際に現地を訪れてみると、馬車以外にも普通に車で乗り付けている人々もおり、口から出まかせの営業トークであることが分かった。途上国の観光地には、客を引くためにこうした口から出まかせをいう輩がいるが、ミャンマーにもそうした人々は少なくない。

 

 

こうした「すぐにバレる嘘」をつくことにより、彼らが信じているという地獄行きにならないか、こちらが心配にもなるが、当の本人たちは全く気にしていないようである。

 

 

さて、大きな仏塔を要するアナンダ仏塔に着くと、まずその外観の美しさに圧倒される。12世紀初頭、1105年にキャンシッタ王により建造されたというアナンダ仏塔は、最高で51メートルの高さを誇る大型の寺院である。

 

 

ミャンマーにおいて、「仏塔(パヤー)」とは一般人の寄進によって建てられた「仏塔」をさし、「寺院」とは僧侶がいるお寺のことを言う、という区分けがあるらしい。このアナンダ仏塔はその名の通り「パヤー」と呼ばれるものの、時の王により建造された「寺院」であることは明らかだ。「仏塔」と呼ぶのに「寺院」であったりする辺り、その区分がよく分からないのも、ある意味でミャンマーらしいところと言えよう。

 

 

 

次のブログ「アナンダ仏塔の仏像の持つ安心感」に続けます。

 

仏塔なのか、寺院なのか。

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