ミャンマー:バガンで最も背の高い仏塔へ

 

前回のブログアナンダ仏塔の仏像の持つ安心感からの続きです。

 

バガン地区で最も高さのある仏塔は、オールド・バガンにあるシュウェサンドー仏塔(Shwesandaw Pagoda)である。五層の土台の階層の上に、さらに背の高い仏塔が乗ったシュウェサンドーは、地上から塔頂の高さが100メートルを超えるという。1057年、11世紀中頃にアナウラーター王によって建立された仏塔である。

 

旅人ローゼンと私は、「馬車でないと行けないよ」という男の言葉を信じ、彼の馬車をチャーターして訪れたのであるが、実際に仏塔に着いてみると、普通に自転車でもアクセス可能な場所であった。また馬車以外にも、車やバスで訪れている観光客も多くいた。彼は死後、嘘をつきまくった過度で、彼の信じているのだか、実はそう信じていないのだかよく分からない仏教の教える地獄にぜひ行って欲しいところである。地獄においても「馬車じゃないと行けないよ」と懲りずに嘯いていそうではあるが。

 

 

シュウェサンドー仏塔は下から見上げているよりも、仏塔の土台の急な階段を四層目、五層目まで登ってみると、その高さがよく感じられる。仏塔全体の中腹ほどの高さでも、周囲の景色を眺めると、すでに他の多くの仏塔よりも高い位置に来ており、多くの仏塔や寺院が階下にあるのが視認できる。

 

さて、シュウェサンドー仏塔を訪れるベストのタイミングはいつであろうか。個人的な見解では、朝日の登る時間、そして夕陽が西の山並みに沈んでいく頃合いだろうと思う。日中は強い太陽を遮るものが皆無なので暑すぎる。また夜間は美しい星空は眺められるかもしれないが、街灯などが仏塔の周囲にないので危険である。

 

2013年当時、まだバガンには「気球に乗って景色を楽しむツアー」は根付いていなかった。その後、トルコのカッパドキアかどこかの金になるバルーン観光という商材を持ち込み、バガン地区でも無数の仏塔・寺院が立ち並ぶ朝焼けの景色を、上空から眺める気球ツアーが行われるようになったようだ。ツーリズムの行き着く先は、大体どこの国でも似たようなことをやるようである。

 

 

今日、ミャンマー軍による出鱈目な理由のクーデターが続いているが、いずれまた平和なミャンマーに戻った暁には、古都バガンを再訪したい。いつかその日が来ると信じて。

 

 

次のブログ「背の高い仏塔から眺める夕日の美しさ」に続けます。

 

階段は壁のように急なので気をつけて。

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