ミャンマー:地元民の笑顔の写真の撮り方

 

前回のブログ「バガンという町の位置関係、構図と規模」からの続きです。

 

 

前夜から当日の朝にかけ、ミャンマーの夜行列車で体力を消耗したものの、バガンで投宿した宿ですぐ睡眠をとり、宿の向かいの食事処で朝食兼昼食を済ませると、かなり体力を回復できた旅人ローゼンと私。

 

その後、バガンで初めて訪れた仏塔・寺院は、投宿した宿の裏手にあり、徒歩数分ほどで着く場所にあった。宿から表に出ると、すぐに仏塔の先端が見え、「どうよ、君ら気になるだろ?君らうちを観に来たいんだろ?」と呼ばれているような場所にある。はい、気になります。観たいです。行きますよ。

通称「シュウェジゴン仏塔」には、信者たちの寄進によって建てられた仏塔だけでなく、僧侶たちも見かけたことから僧院も併設されており、ここは「寺院」であるようだ。2013年当時、参拝には入場料等は必要なく、境内にもただフラッと立ち寄ることができた。

 

また、境内には旅人ローゼンと私以外には外国人らしき人を見かけず、飾らない普段通りの雰囲気のシュウェジゴン仏塔を垣間見ることが出来たのも幸いであった。

 

 

境内への入口で、ミャンマー人のグループ参拝者に遭遇する。明らかに外国人である旅人ローゼンと自分が珍しいのか、チラチラと様子を伺ってくるのが可愛らしい。「おー、みなさん!一緒に写真撮りましょう!」とローゼンが話しかけると、喜んで一緒に写真に収まってくれる雰囲気の良い中年のグループであった。

 

通常、ミャンマーの人々は、普段の生活では喜怒哀楽を顔に出して生活しているものの、いざ「写真を撮る」となると、途端に無表情になってしまう人が多い。ひどい場合にはグループ全員が沈んだ顔をしているので、「葬式の集合写真」か何かに見えるような写真が撮れてしまうこともある。

 

シュウェジゴン寺院の入口で出会ったミャンマーの人々は、ローゼンのノリがそうさせたのか、割とリラックスした表情でローゼンと一緒に写真に収まってくれた。ところが、いざローゼンが自分の小さなカメラで彼らを写真に収めようとすると、ローゼンと一緒の時に見せていた笑顔がなくなり、みな無表情になって立ち尽くしてしまう。

 

この時に、「ミャンマーの人々はノリで笑わせているタイミングに、スナップ写真を撮ること」という鉄則を学んだのであった。「写真を撮りますよ、みなさんいいですか、はい」という準備を経たのでは、皆が構えて無表情になってしまうことが多いのだ。ミャンマーにおいては談笑している延長線上で、タイミングをずらして写真を撮るのが、柔らかい表情の写真を撮るコツのようである。

 

 

次のブログ「ニャウンウーの由緒ある古仏塔」に続けます。

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