ミャンマー:気軽に夜の仏塔が拝めるニャウンウー

 

前回のブログ「ミャンマー:ニャウンウーの由緒ある古仏塔」からの続きです。

 

 

宿の近所にありたまたま目に入ったので訪問した「シュウェジィーゴン(砂金の河岸)仏塔」は、入場無料なだけでなく、朝の5時から夜の9時まで門戸を開いている、かなりオープンな仏塔を有する寺院であった。

 

旅人ローゼンと私がバガン地区で投宿した宿は、このシュウェジィーゴン仏塔から徒歩数分の場所にあり、宿を出るとすぐ西側に仏塔の先端が見える場所にある。ニャウンウーを含めた一般的に考えられている「バガン地区」において、初めて訪れた仏塔・寺院がシュウェジィーゴン仏塔であったが、日中だけでなく、夜にもその姿を拝みに訪れたのも、このシュウェジィーゴン仏塔であった。なにせ、気が向いたら宿から歩いて数分の距離にあるのである。

 

基本的に「バガン地区には仏塔と寺院しかない」と言ってしまってもいいほど、バガン地区は他に何もない場所なので、この地を訪れた人々は、暇さえあれば仏塔や寺院を訪問し、その合間に食事や昼寝をし、また仏塔や寺院を訪れるといった具合である。

 

 

日中と比べて、シュウェジィーゴン仏塔の境内は、熱気が開放されて過ごしやすい。参拝客は夜にも関わらず、日中と変わらないほど訪れている。オールド・バガンなどの仏塔は夜になると電灯がなくそのまま暗闇に飲み込まれてしまう所も多く、また近くに住んでいる住人も少ないので、訪れる人は少ないが、ここニャウンウーは地元民の生活圏でもあり、日中の仕事が終わってここに参拝に来る地元の人々も少なくないのだろう。

 

 

また、日中に東南アジアの照りつける太陽で暑くなった床のタイルやレンガも随分とクールダウンしており、ずっと歩き易くなっている。シュウェジィーゴン仏塔と寺院は財力があるのか、仏塔を閉門の時間かそれ以降もライト・アップしており、闇夜に浮かび上がる黄金の仏塔は美しく、とても存在感がある。闇夜の光に吸い寄せられる夜光虫の如く、人々はこのシュウェジィーゴン仏塔の境内に吸い込まれていくかのようだ。

 

地元の人々は各所にある仏像や仏塔に礼拝し、またシュウェジィーゴン仏塔の周りを時計周りに歩いて参拝したり、若者はただその辺で友人と座り込んで談笑をしたりといった具合に、この仏塔を訪れることがすっかり日々の生活の一部に取り込まれているのが感じられた。

 

また、釈迦の化身である仏塔に対し、ただ一人静かに座って黙祷する僧侶、出家したての小僧は蝋燭の火を灯すのが楽しいらしく、祈ることなどはそっちのけで蝋燭の火で遊んでいたりといった具合に、素顔の僧侶たちの顔も垣間見られた。

 

 

 

次のブログ「バガンの川沿いのコロコロ丸い仏塔」に続けます。

夜の境内はなかなか良い

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