前回のブログ「ミャンマー:時を越えた景色を持つサガイン」からの続きです。
馬車ツアーを終え、ジープ・ツアーの復活である。
サガインの景色が一望できる丘に建つ寺院へと向かう。荒野の中の古い仏塔や寺院とは異なり、ここの寺院は雨露をしのげるしっかりとした建物があり、また丘をめぐる参道にも屋根がついているなど、随分と近代に戻ってきた感がある。
丘へと向かう道は舗装され、土がむき出しでない。またここの参道や寺院では、ミャンマーの寺院にしては珍しく、「靴下を履いたままでも参拝が許された」のである。あるいは、ただ単に人が少なく、外人の参拝客が靴下を履いているのを誰も気付かなかっただけかもしれないが。
旅人ローゼンはここでロング・Tシャツを試着し、「どうだ?似合うか?」などと聞いてくるが、かなり微妙なデザインの「サガイン・シャツ」であったので、「まぁ、いいんじゃないか」と適当に答えておいた。「写真を撮って見せてくれ」と言われ、かなり微妙な柄のシャツを試着したローゼンを映す。あれから8年経った今見ても、やはり微妙なシャツだ。結局、荷物が極限まで少なく、服のローテーションが厳しくなっていたローゼンは、このうちの一枚を購入していた。

いよいよ丘の頂のエリアにやってきた。黄金色に輝く仏塔は美しく、周囲にも多くの仏塔や寺院のある景色が広がる。森や川以外に、仏塔や寺院しかないと言えなくもない景色に、ミャンマーの人々にとって、仏教が生活の基軸にあることが見てとれた。
次のブログ「妙な演出感が鼻につくバガヤ僧院」に続けます。


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