『The Jungle Book (ジャングルブック)』 (2016)

 

 世界公開が4月からであったディズニーの『ジャングルブック』が、いよいよ日本でも811日に公開されるという。自分は4月に観ていたので、「また日本の観客を待たせ過ぎている」という感がどうしてもつきまとう。

 

 日本の映画市場は世界でも特殊で、その高い映画鑑賞代金の割に、映画の公開は世界を回って最後の最後という場合が多く、国によってはもうそろそろDVDBlu-rayが出回る頃というケースも。とにかく、遅いのだ。

 本作『ジャングルブック』もその例外ではない。

 

監督:  Jon Favreau

脚本: Justin Marks (脚本), Rudyard Kipling (原作)

主演:  Neel Sethi, Bill Murray, Ben Kingsley 

 

 さて、肝心の映画であるが、「子供向け」ではあるものの、大人の鑑賞にも十分に耐えるものとなっている。次々に巻き起こる冒険活劇もさることながら、やはり映像が凄いのだ。主人公のインド系アメリカ人の少年俳優ニール・セティの演じる「狼に育てられた少年」以外は、ほぼ全ての動物がCGで作られているのであろうが、そのクオリティが尋常でなく高い。

 2015年に公開されたピクサーにしては珍しい駄作、『アーロと少年』では異なる恐竜の種族間の会話が成り立つのに違和感を覚えたが、こちらの『ジャングルブック』においては、それは自然と受け入れられるようになっている。

 

 登場する動物が、狼・虎・猿・バッファロー・ネズミ・大蛇・巨大オラウータンなど動物園で観たことのある動物達が多く、恐竜よりは身近に感じられる動物たちだからかもしれない。しかし、知能の高い象やある特定の動物達とは言葉をかわすことができないという「不思議な条件付き」ではあるが。

 

 アメリカの映画サイトに各動物と声優との合成映像があったので、いくつかここにも貼っておこう。あの巨大オラウータンは、クリストファー・ウォーケン(の声)だったのだ。

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 それでは、最後に慣例の25点満点の評価をしておこう。

 

 

The Jungle Book』(2016

 

Visual: 5

Performance: 5

Screenplay: 4

Sound & Music: 4

Originality: 3

 

 

 

合計25点満点で21点!

 

  映画本編が終わったあとのエンド・ロールの映像も作り込まれており、こちらも観ていて楽しかった。通常、子供の付き添いで映画館に足を運ぶ親は退屈してしまうことも多いのだろうが、本作は子供と一緒に大人も楽しめるのではないかと思う。

 

  世界的に興行成績も良いようで、すでに続編のプロジェクトがアナウンスされている。シリーズものになると面白く無くなる可能性もあるので、これで終わりでも良かったのだけれど。でも、観ちゃうのだろうな。

 

<お得情報>

 英語版の原作『The Jungle Book』(Rudyard Kipling)のテキストが、アマゾンのKindleだと無料で読める。以下の画像リンクから無料でどうぞ。

しばしファンタジーの世界に