ボラカイ島:物価と交通手段、旅のスタイル

 

 「フィリピンのボラカイ島」について書いています。

 

 

 フィリピンのボラカイ島の物価は、いわゆる「観光地価格」である。他のフィリピンの一般的な町よりも物価が高いのは、食事や宿泊だけでなく、交通手段にも及ぶ。

 

 通常、フィリピンの海沿いの町で小型のバイクをレンタルしても、5ドルから10ドルの間で借りられるものが、ボラカイ島では安くても20ドル以上はかかるとみておかなければならない。場合によっては30ドル、40ドルといった値段を提示している業者もあり、ボラカイ島は数千の島を領有するフィリピンの中でも、最も物価の高い島の一つだ。

 

 ボラカイ島は、「犬にあげる骨型クッキー」のような形をしており、多くの旅人がホワイト・ビーチとブラボック・ビーチの間のステーション1から3までの間に腰をすえる。

 

 島内で最も賑わっているのは、なんといってもホワイト・ビーチの沿線である。ホワイト・ビーチから島を数百メートル横断して反対側のブラボック・ビーチに行けば、やや静かな浜辺が待っているが、ここにも各種宿、リゾート、コンドミニアムが建ち並び、「できるだけ人気の少ないビーチで時間を過ごしたい」という場合には、島の北側の方のビーチまで足を運ばないとならない。

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 島のメイン・ロードには、乗り合いの「バイクを機動力にしたオート・リクシャー」や「環境に配慮した電気リクシャー」が主な移動手段として活躍している。これらの移動手段には、乗る距離に応じて大まかな値段が決まっているので、何度か乗っているうちにおおよその値段の検討がつくようになる。

 

 島の中央のステーション2から、島の最北端の美しく宿の少ないプカ・シェル・ビーチまで行っても、一人あたり3040ペソ程度であることを覚えておけば、あとは大体の検討がつくだろう。

 ボラカイ島には美しいビーチが島の周囲に点在しており、旅人は「ビーチ・ホッピング」をして過ごすのが一般的である。自分にとってお気に入りの浜辺を見つけ、そこに何度か通うようになるというのが、この島を訪れる旅人たちが辿る一般的な落ち着き方だ。

 2018年には、「観光保全の目的」としてボラカイ島への入島が一時閉鎖されたことがあったらしいが、実のところ、賭博好きな中国からの客を想定した「カジノ併設の大型ホテルの建設」のために、島を閉めていたともっぱらの噂である。

 

 年々、ボラカイ島を訪れる観光客は中国・韓国を中心に増えている。このペースで増えていくと、モルディブやタイのプーケット島同様に、「浜辺でリラックスする旅の目的地」ではなくなり、「観光公害の顕著な消費し尽くされた島」となってしまうのかもしれない。

かつては美しかったボラカイ

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