子供の頃はとっても可愛いフィリピン人

 

 先日、フィリピンはパラワン島を訪れた

 

 

 島の北部のエル・ニドからポート・バートンに向かう道すがら、乗ってきた路線バスをサン・ホセの交差点で降り、トライシクル(三輪タクシー)に乗り換えようとした。バスのドライバーから聞いていた「トライシクルは100ペソで大丈夫」という値段よりも法外な値段をふっかけられる。「500ペソ、安くても350ペソならいいよ」、これならエル・ニドから直接ポート・バートンへと向かうバンの方が楽だし安上がりだ。

 

 現地人であれば100ペソで行ってくれる23キロほどの旅程だが、外国人には三倍以上の値段をふっかけてくる。他の旅人が通りがからないか、少し様子を見ようと立ち寄った近くの定食屋で、多くの子供たちがたむろしていた。近くに学校がある定食屋ではあるけれど、こんなに子供たちばかりで食事をするのかなと不思議に思った。

 

 豪快な豚の丸焼きが店の隅に置いてあったので、店の主人と思しき人に「こんな豪勢なのをいつも食べるの?」と聞いてみると、「今日は彼の誕生日なんだ」と壁にかかっている写真を指差した。そうか、彼の9歳の誕生日のお祝いなので、友人たちが集まっているのだ。

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 子供たちは異邦人である自分に興味津々である。「名前はなんていうの?」と同じ質問を皆が聞いてくる。「写真撮ってよ」と物怖じしない子が自分にねだると、皆ワラワラと集まってくる。田舎の子供たちの純朴さがなんとも可愛らしい。

 

 「異邦人に写真を撮られる」というちょっとした出来事が、田舎の子供たちには大きなイベントになる。フィリピンの子供たち、写真を撮られる際、大人顔負けのポーズをとる子も多く、見ていて楽しい。誕生日会よりもこちらの方が盛り上がっているような気もするが、それは置いておこう。

 

 肝心の腹ごしらえだが、ご飯と少量の豚肉しか頼んでいないのに、少し高かった。地方の子供たちは純朴であるが、大人たちは通りすがりの外国人からぼったくることに余念がない。

 

 

 フィリピン人が「純朴で可愛らしい子供」から、「ぼったくりを覚える大人」になるのは、何歳ごろなのだろう。

 

 

 

子供のうちは、みんな可愛い。