銃が安価に手に入る国、フィリピン

 

 フィリピンでは、銃が安価で手に入ることは有名である。実際、警察だけでなく、フィリピンでは銀行の警備員は大きなライフルやショットガンのような銃を普通に携えているし、レストランやスーパーの警備員でも、銃を腰にぶら下げていることが珍しくない。

 

 その幾らかはフェイクであり、本物ではないということではあるけれど、それでもバリバリに殺傷能力のある銃を携えた人が、その辺にたくさんいるのがフィリピンである。

 先日、パラワン島のプエルト・プリンセサの市内を歩いていたら、拳銃のショップがあったので、中を覗いてみた。拳銃のショップなので、ピリピリした空気が多少は張り詰めているのかと思えば、子守をする若いお母さんとそのおばさんが経営する庶民的な店であった。

 

 おばさんからフィリピンでの銃事情に関して、少し話を聞いた。なんでも1億500万人かそこらのフィリピンの人口に対して、流通している銃の数は「その半分ぐらいかないかな」とのこと。

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 最も安価なフィリピン製の銃は、19500ペソ(375ドル)ぐらいから買えるらしく、品質の良いアメリカ製などだと40000ペソ(767ドル)ほどから手に入るらしい。フィリピン人であれば、購入して警察に登録すれば合法で安価な銃が買えてしまう。外国人であっても、「フィリピン人の友達に頼めばいいのよ」と言っていたので、抜け穴だらけ拳銃登記のようである。

 

 

 銃が全く珍しくないフィリピン社会。猫だらけのこのお店にも緊張感はなく、コンピュータや何かを売っているショップと同じぐらいに、ゆったりとしていた。いや、ひょっとしたらそれ以上にのんびりしていたかもしれない。子供をあやしながら、猫たちと一緒に寛いで、銃を売っているのであるから。

 

 フィリピンの銃犯罪率の高さは、こうした「銃が安価に手に入ってしまう環境」にある。軍隊・警察だけでなく、マフィア、その辺のチンピラや、アメリカ同様に一般庶民でも簡単に銃が買えてしまうのであるから。

 

 

 

 

やはり、銃規制は必要だろう。