マニラから3時間、そこそこ綺麗なビーチ:プエルト・ガレラ

 

 フィリピンの首都マニラから車で2時間ほど南下し、バタンガス(Batangas)の港から海上を足の長い昆虫のような形で進む小舟に揺られること30分、ミンドロ島の北端に位置するプエルト・ガレラ(Puerto Galera)に到着する。ここには幾つかのビーチが点在するが、そのうち2つのビーチが人気を二分する。

 

 

 まず、商店やスキューバ・ダイビングのショップやスクールが多くあり活気のある「サバン・ビーチ」、そして白浜の美しいリゾートの雰囲気を持つ「ホワイト・ビーチ」がそれである。

 

 マニラの雑踏から逃れ、このプエルト・ガレラ(以下PG)にやってくると、海の美しさには癒される。しかし、現地フィリピン人はくつろげても、異邦人にはやっかいな営業が押し寄せる。

 

 それは、各種物売り・マッサージ師の営業など、ほとほと困惑させられる「人的サービス」に疲弊させられるのだ。なにせ異邦人とみるや、彼らは容赦なく(かつ悪気もなく)、営業トークをしかけてくるので、ビーチを歩いていればほぼ数分おきに「マッサージどうだい?」「これ買わない?」と営業トークをひっきりなしに浴びせられることになるのだ。

 

 ビーチを歩いていなくても、向こうから歩いて巡回営業をしていることもあるので、宿の部屋を一歩出ると営業攻勢を受けることになるのは、ここでは覚悟しておかねばならない。

 

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 一説には、PGのホワイト・ビーチには、約100人ものマッサージ師が浜辺で管理営業をしているのだが、それぞれが通り過ぎる異邦人に声をかけ、また自分たちも浜辺を移動しながら声をかけてくるので、実際にマッサージを受けていないと果てしなく営業トークを浴びせられ続けることとなる。

 個々のマッサージ師たちには悪気はないのであるが、せっかくの美しい浜辺にいても、営業攻撃にあい続ける異邦人からすると、全く気分が休まらないのが「ホワイト・ビーチ」の欠点であるだろう。

 

 夜になると、PGの浜辺には、ファイヤー・ダンスやオカマ・ショーが行われる店が出てくる。ファイヤー・ダンスは、いたってファイヤー・ダンスであり、フィリピンのオカマはタイ王国のそれと比べるべくもないレベルの低さで有名だ。外観からして、「まだまだ男」なのである。

 

 タイ王国の「綺麗なオカマ」に驚くのとは逆に、フィリピンのオカマの多くは、まだまだその「汚いオカマ(失礼)」の域から脱している男が少ないのだ。こうした「まだまだ男」の域を出ていないオカマのグループに目配せされると、女性たちは面白いのかもしれないが、気の弱い男性たちは、股の間が縮み上がってしまうのである。

 

 すっかり女性だと思っていて、口説くのに成功したと思っていたら、「実は男だった」というのも、「相当に縮み上がってしまう体験である」というが。

 

 

 

営業に悪気はないのだろうけれど