2020年、人間界では激動の一年だった。戦争や紛争を抜かせば、稀に見る世界規模の大混乱の一年であり、まだまだその渦中である。
色々と大変な一年であったが、サイモンとガーファンクルが言うように、Always look on the bright side of Life(人生の良い面を見ていこう)と言うことで、「何か良かったかな」と考えてみた。
とりあえず、「2020年に買ったもので、これはよかった」というものが幾つかあるので、誰かの参考になればと思い、レビューを書いておこうと思う。
こうしてみると全て電子系のガジェットで恐縮だが、以下のものは他の人にもお勧めできると思い、これから小分けにレビューしていこう。
3) iCleverキーボード(Bluetoothキーボード)
4) ロジクール トラックボール・マウス(20年モデルBluetoothマウス)
5) ソニー ワイヤレスポータブルスピーカー SRS-XB23
まず、1)のMac miniだが、これは説明もいらないほどに「今最も注目されている据え置き型のリーズナブルなコンピュータ」だろう。
なにせ、アップルが開発した独自チップのM1の性能がこれまでのインテルのものよりも格段に良く、通常の数十パーセントの各性能アップから大きくかけ離れた性能飛躍をしたからだ。各性能が一気に数倍のウルトラ性能アップなのだ。
これまでにMacBook Air(MBA)を二台、MacBook Proを一台使ってきたが、画像編集や動画編集の作業が今後も増えていくことを考え、Mac miniのM1チップの評判がすこぶる良いのでアマゾンから注文をしてみた。
なぜアマゾンから注文したかと言うと、アップルからだと在庫薄で1週間以上待たねばならず、またAmazonで512Gのモデルを購入すると、5104ポイントものアマゾンポイントが付くからである。
日本一商品点数の多いネットストアであるAmazonジャパンでよく買い物をする人にとっては、5104ポイントのアマゾンポイントは、その分のキャッシュバックに等しい。アップルの正規サイトではこのポイントはつかないので、Amazonから買うことにした。
しかも、アップルでは在庫薄で納品まで1週間以上の待ちであったのに、Amazonからは翌日発送の待ち時間の短さもプラス。
Amazonの直営店や代理店では、これまでにもMac miniの筐体を目にしていたので、Mac mini(M1)が届いてもそう驚くことはなかった。キーボードやマウスが付属しないのも知っていた。
いざ商品の箱を開けてみると、本当にMac mini本体と電源ケーブル、そして簡単な説明の紙、マックシール、それだけである。言うまでもなく、ディスプレイや接続ケーブル、キーボードやマウスは自分で用意しなければならないが、通常どこの家にもマウスやキーボードは幾つかあると思うので、それも想定内のことなのだ。
セットアップは驚くほどに簡単。そして、やはり前評判通りに処理能力が速い。さらに同じソフトウェアをWi-Fi経由でダウンロードするのも、MacBook Pro(2016)やMacBook Air(2019)よりも速いのである。同じWi-Fiが飛んでいる室内で、その同じWi-Fi電波を受信・処理する能力が速いのだ。
画像の処理も、やはり速い。マックに付属している「写真」アプリで過去の写真ライブラリから「メモリー」のアルバム化をするのも速いし、Adobeの画像編集・動画編集のアプリケーションもずっと快適に動くのである。
もし「画像編集」や「ある程度までの動画編集」を今後快適に行いたいという方には、「Mac mini(M1)は、悪くない選択ですよ」とお薦めしたい。コンピュータ専門誌の「今日市販されているデスクトップ、ラップトップの性能スコア比較」でも、他のメーカーを一気に押しのけ、堂々たるトップの座をMac mini(M1)は占めていた。お薦めです、Mac mini。
最後に、良い面(Pros)と悪い面(Cons)を1ヶ月以上使ってみて。
良い面(Pros):
² 価格(コストパフォーマンス)、かなり良い。
² デザイン、これまでと変化はないですが、そつなく良いです。
² 性能、この価格では十分に満足。
悪い面(Cons):
l 2020年初頭にインテルのチップのMac miniを買っていた人は、かなりショックを受ける性能の大幅な飛躍。新しいものを買った人には嬉しいけれど。アップルさん、いつも性能のアナウンスはその日まで極秘なので。
l デザイン面での変更が一切ないのは、アップルにしてはほんの少しマイナス。より革新的なサイズダウンやデザインの変化もあって良かったのかも。
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