南部ラオス・ツーリング:コンロー洞窟からターケークへ帰還

 

「ターケーク・ループ」のツーリングについて書いています。

 

 

 ツーリングの一番の目的地であった「コンロー洞窟」を堪能し、ターケークに帰還すべく残り150キロほどの道へと戻る。前日に30キロのダートを経験していたのだが、国道13号線まで出てしまえば、もう心配することもないだろうと踏んでいた。

 

 コンロー洞窟から西へと国道8号線を駆け抜け、国道13号線を目指す道中、見晴らしの良い高台に停車し、しばし山々の連なる景色を眺める。

 

 人類誕生以前、かつてはこの辺りも海底であったのだろうか。奇岩が連なる景色に数十億年の地球の歴史を感じる。人類の過ごしてきた数万年さえ束の間であり、人間個人の一生など、宇宙の時間軸では、ほんの一瞬であることなどを思う。せめてこの美しい世界にとって、自分が害になっていなければ良いのだが。

 

- Advertisement -

 

 いよいよ国道8号線が国道13号線へと交わるT字路にやってきた。右に行けば首都のビエンチャン方面、左に行くともう100キロばかりでターケークの町につき、さらに行くとサバンナケット、そしてパクセーにたどり着く。ラオスを南北に抜ける国道13号線なので、交通量もぐっと多くなるが、それでもラオスの田舎町、これまで同様にほとんど信号はなく、渋滞に巻き込まれることもまずない。

 日差しを避け、少し休憩しようとT字路の近くにあった食堂に入る。ベトナム人の経営する食堂がラオスやカンボジアにはいくつもあるが、ここもベトナムからの移民が切り盛りしているお店であった。

 

 ベトナム食堂だと分かり、迷わず「フォー・ガー(鶏肉麺)」を注文する。ベトナム人の作ってくれる「フォー(ベトナムの汁麺)」は、どこで食べてもきちんと「フォー」の味がする。当たり前だが。

 その後、所々で予想外の工事中であった国道13号をゆっくりと南下し、2時間ほどかけてターケークの町へと帰還する。宿で少し休息を取り、辺りが暗くなった頃にバイクを返却し、夜食にお粥をいただく。夜食を済ませて少し歩いていると、コンロー洞窟でクルーズ仲間であったイスラエル人と遭遇する。

 

 ターケーク・ループを自分と同じようにツーリングして戻って来た彼は、コンロー洞窟に到着するまでに、気持ちの良さそうな池を発見し、その池でも泳いできたとのことで、コンロー洞窟に到着するまでに途上で二泊したのだという。

 しばらく二人であてもなく話しながら夜道を散歩していると、バイク同士の事故を検証するラオスの警察のいる事故現場に遭遇した。「ラオスの警察も、賄賂をねだる以外に仕事をするのだな」とこの時初めて知った。

 

 交通量の少ないラオスのターケークであっても、事故る時は事故る。特に夜は危険が増す。ツーリングには危険がつきまとうのだということも、しっかり胸に刻んでおかなければならない。

 

 

 

安全第一でいこう。