なぜか飛行機が鎮座するクリエイティブな市場

 

 タイ王国の首都バンコクの西の端の方に、なぜか古い飛行機が中央に鎮座するクリエイティブな市場がある。その名を「チャンチュイ」という。バンコクの中心部から行くには、チャオプラヤー川を渡って、ピンクラオのエリアを過ぎ、ハイウェイを少し戻った所にある。

 

 チャンチュイは20176月にオープンしたばかりのクリエイティブ・スペースなので、まだ歴史は長くない(むしろ短い)が、この一角がバンコクのアートや夜市の「一つのあり方」を牽引・提示しているのは間違いないだろう。

 存在感のある飛行機、来場者をワクワクさせるインスタレーション、どこか昔ながらの市場の雰囲気のある吹奏楽やバンド演奏、古い使用済みの材木を使って作られたアート・スペースやショップの数々、内装に凝ったセンスの良いお店、カフェやレストランのデザインも良く、また味の方でも手を抜いていないのが感じられる。

 

 飛行機好きであれば、もうこの中央に鎮座する飛行機に触れられる市場(機内に入るのは有料)というだけで、垂涎ものであろうが、飛行機がそう好きでなくとも、ヘンテコなものやセンスの良い店舗があり、それなりに楽しめるのがこのチャンチュイである。

 チャンチュイは11時から23時まで営業しているが、オススメの時間帯は夕方以降である。まだ日の残る時間帯に訪れ日中の様子を楽しみ、夜になってライトアップされたチャンチュイ中央にある古い飛行機の機体は、それなりに幻想的であり、日中とはまた違った顔を見せてくれる。一粒で二度美味しい。

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 また、日中のバンコクは、ヒート・アイランド現象でタイ王国の中でも最も暑い地区なので、日差しの弱まった夕方以降から翌朝にかけてが、比較的快適に過ごせる時間である。チャンチュイは23時にはクローズするので、夕方から夜にかけてが、ここを訪れる最も良い時間帯であるだろう。

 

 

 

 

雨に濡れる飛行機もなかなか。