アイコン・サイアムの「食のフロア」は、なかなか良い。

 

 以前紹介した、タイ王国で最もいけてる、最もハイソなショッピング・モールである「アイコン・サイアム」。オープンから一年近く経ち、随分とその存在感も現地に馴染んできた感がある。

 

 高所得者層を除くと、手が出ないような値段設定のハイ・ブランドから、高級ショッピング・モールの割に、割とリーズナブルな値段設定をしている商品まで、多岐にわたる購買経験ができる場所として、人気は定着しつつあるようだ。

 

 「食」に関して言うと、地上階(グランド・フロア)のスックサイアム(SookSiam)が意外にも楽しく、またタイ王国各地の料理が堪能できるので、オススメである。基本的に屋内なので、雨季のタイ王国にあっても全天候型で楽しめる場所である。屋内に全然流れてはいないけれど、形だけ「フローティング・マーケット」を再現してみせたり、タイ北部や南部の料理・お菓子類などをそこそこのクオリティで、かつ安価に提供しているのは、とても好感が持てる。

 

 

 食材も「なかなか良いもの」を集めているのが目視でき、また衛生面でもかなり気を使っているのが分かるので、東南アジアの各種雑菌に弱い異邦人でも、割と安心して口にすることができるものがほとんどだ。

 

 いわゆる「アイコン・サイアム」の「ハイソ〜」な感じは控えめではあるが、この地上階の食品フロアは、「ちょっと小腹がすいたな」という時に立ち寄り、サクッと美味しいものを楽しむのに向いている。商談や込み入った話、ゆったりと恋を語ったりといったシチュエーションには向かないけれど、「早く、安く、美味く」という食を求める場合には、ここはなかなか良い選択肢ではないかと思う。

 

 インテリア・デザインも天井が高く、かつかなり凝っているので、まるでテーマ・パークの中にいるかのような楽しい時間が過ごせるのも良い。

 

 同じ地上階の食のフロアでも、チャオプラヤー川に面したやや高級路線のレストラン群のある「ベランダ」とは、趣も価格帯も違うので、客層も別れるのも面白い。どちらかといえば、「ハイソ〜」な人々の集う「ベランダ」よりも、より一般のタイ人っぽい人の多い「スックサイアム」の方が、個人的には好きだ。

古き良きタイ王国を偲びながら。

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