サイアム・スクエアの「安くて早い人気店」JEIB

 

 物価がメキメキ上昇するバンコクのサイアムにあり、タイ人にも人気のタイ料理のお店が、「安くて早くて、そこそこ美味いお店」だったので、紹介しておこうと思う。ただし、入口が大きく開けっぱなしになった店内には、冷房がなく扇風機のみなので、「タイでは絶対にクーラーがないとしんどい」という人にはお勧めできない。

 

 サイアム・スクエアの入り口に近い、BTSのサイアム駅からも徒歩五分ぐらいの場所にある、JEIBがその店名である。正式名称は「JEIB RODDEEDET」と少し長いので、ここではJEIBと呼んでおこう。

 

 JEIBは、かつてはサイアム・スクエアのさらに奥(南側)、タイ王国の最高学府であるチュラロンコン大学寄りの場所にあったそうだが、しばらく前からここに移転して営業している。黒い雑居ビル風の建物に、店名が目立つように掲げられているので、携帯にグーグル・マップが入っていれば迷わずに探すことができるだろう。サイアム・スクエアの駐車場の入口からも近い。

 

 JEIBには50バーツ前後の価格帯の料理が数十品目ある。麺料理、ご飯料理の二つに大別されるが、タイ料理のお店は総じて「量が少なめ」なので、異邦人の成人男性だと一皿だと量的に物足りないかもしれない。自分の場合、麺料理を一皿、ご飯料理を一皿頼んで、二品で満腹となるぐらいの量である。

 

 おそらく、チュラロンコン大学に通った育ちの良いタイ人は、皆知っているお店だろうと思う。近隣の若いビジネスマンにも人気のお店のようで、普段はチュラロンコン大学の学生よりも、むしろオフィス・ワーカーらしき男女の方が、ここで食事をしているメインの客層のようである。

 

 お店の切り盛りをしているスタッフにはラオス人の子もおり、「まんが日本昔話」のような、ほんわかした空気を漂わせている。少し話したドゥアンちゃんという名のラオスの子は、このお店で働いて一年になるそうで、タイ人の友人曰く、「彼女はタイ語もとても綺麗に話すよ」とのことであった。知っている片言のラオス語で話し掛けてみると、コロコロと笑う子で可愛らしい。

 

 また、店長だかマネージャーだか、オーナーだかの風格の「どこから見ても100%のおかまさん」がお店の中心にいるのも、さすがタイ王国である。お店にピリリとした独特の緊張感を与えているのが良い。

 

 JEIBはこの雑居ビルの丸々一棟を所有しているようで、上階にはカフェも併設されている。背の低いビルで、そう景色はよくなさそうであり、またカフェに向かう客足も少ないようなので、JEIBの主力はやはり一階の食堂のようだ。

何をオーダーしても、そこそこ美味。

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