タイ王国で最高品質のマンゴー・スティッキー・ライス

 前回、「バンコク中心部にある居心地の良い空間」である「ジム・トンプソン・ハウス(JTH)」について書きました。

 

 今回は、タイ王国のスウィーツとして有名な「マンゴー・スティッキー・ライス」のオススメのお店を紹介しよう。

 

 それは、結論から言うと、前回紹介したタイ・シルク製品の販売を手がけるジム・トンプソンのレストランである。ジム・トンプソンのレストランは、数店あるのでHPなどで確認してみてほしい。最も雰囲気が良いのは、やはり「ジム・トンプソン・ハウス(JTH)」のお隣にあるレストランであるのは、言うまでもない。

 念のため、「マンゴー・スティッキー・ライス」を知らない人のために、簡単に説明しておくと、餅米の上にスライスしたマンゴーを載せ、その上にココナッツ・ミルクをかけたものである。

 

 タイ語では「カオニウ・マムアン」と呼ぶ。「カオニウ(餅米)」+「マムアン(マンゴー)」と、そのままだ。

 勘違いしている人も少なからずいそうだが、マンゴーの原産地はタイ王国ではなく、インドである。しかし、このスウィーツが有名なのは、インドではなくタイ王国であろう。インドで有名なのは、言わずもがなカレーだ。あれはスウィーツではない。

 

 カレーと言っても、実は多種多様なカレーがあるのだが、カオニウ・マムアンに関しては、基本的には「餅米」と「マンゴー」の品質によるので、どこで食べても大きな違いはない。逆に、餅米とマンゴーの品質さえよければ、「ある程度の美味しさのカオニウ・マムアンが作れると保証されている」とも言える。

 

 とはいえ、タイ王国で食べる「カオニウ・マムアン」の値段と安定した美味しさを考えると、他の国でこのスウィーツを食べる気がしなくなるほどだ。

 

 

 JTHのレストランでは、タイ料理から西欧料理のスナックまで、何をオーダーしても、まず大きな外れがない。それは、スムージーなどの飲み物に至るまで、高い水準を維持していると言える。

 また、料理を楽しむ環境も最高水準である。レストランの内装、接客レベル、施設の周囲の静かさ。(その分、料金も日本のレストランとそう変わらない価格ではあるが)

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 タイ王国において、カオニウ・マムアンは安いところだと、路上の売店などでは4050バーツほどから食べることができるが、こうした安いお店だと、どうしても餅米やマンゴーの品質が落ちる。

 

 やはり一度は、最高水準のカオニウ・マムアンをJTHのレストランにて食べてみるのも良いだろう。200バーツほどするが、食事とは空気も込みのものなので、雰囲気の良いジム・トンプソン・ハウスで食べるそれを「人生で最も美味しいカオニウ・マムアンはこれだ」、という人も少なくない。

 

 

 正直なところ、JTのシルク製品はここ10年で高級ブランド路線の影響からか、値付けが高い上にデザインが古臭く、身内には購入を勧めない。アウトレットも数店あるが、アウトレット価格でも、他のお店のシルク製品よりもはるかに高いモノが目につく。

 

 しかも「ジム・トンプソン(JT)」と「日本たばこ(JT)」とはイニシャルが同じなので、日本で「JT」のロゴの製品は身に付けたくない人も多い。ジム・トンプソンにおいて特筆すべきは、かつてジム・トンプソンその人が暮らした「ジム・トンプソン・ハウス」の美しさ、そしてジム・トンプソンの店舗にあるレストランの「カオニウ・マムアン」の安定した美味さだろう。

 

食事とは、その場所の空気も込みなので。