バンコクのつい訪れてしまうアート系書店:Open House

 

前回「バンコクのとあるショッピング・モール:セントラル・エンバシー」の続きです。

 

 

閑散としていることで名を馳せる「セントラル・エンバシー」だが、バンコク滞在時、何度か足を運んでしまうのには二つばかり理由がある。

 

1)   居心地の良いアート系の書籍の充実した書店(Open House)がある。

2)   地下のフード・コートが安っぽくなく、手を抜いていない店が入っている。

 

 まず1)であるが、バンコクには幾つか気に入っている書店があるが、その中でもアート系の新書を扱う書店として、Open Houseは抜きん出た存在だ。ここに訪れると、いつの間にか、2時間3時間と時が過ぎてしまうことがある。

 

 

書店として、本のセレクションにおいて、卓越したセンスの良さを見せつけてくれているだけでなく、ここにはカフェ、レストラン、バー、コワーキング・スペースなどが広い吹き抜けの空間の中に垣根なく共存しているのである。施設全体は5000平米もの広さを持ち、すでに日本よりも大型ショッピング・モールの先進国であるタイにおいても、特別な存在感を放った空間と言ってよいだろう。

 

また、子供達のための遊具施設があるのも、大人から子供まで楽しめる配慮があり、さらに目も楽しませてくれる。現在、残念ながらコロナ禍で遊具施設などは閉鎖されているが、パンデミックが落ち着いた頃には、またここで遊ぶ子供たちの声が書店のアクセントとなることだろう。

 

さて、Open Houseの設計は、東京に拠点を置くマルチ・ナショナルな建築事務所であるクライン・ダイサム・アーキテクツ(KDa

http://www.klein-dytham.com/

 

本拠地である日本でも多くのプロジェクトを手がけており、「あー、あの建築、よく耳にするあれね」という話題となった案件が少なくない。

 

スクンビット通りに面した長い窓際の側から見える景色も、この書店の中に取り込まれた作品のような役割を果たしている。眼下に数分置きにゆっくりと走り抜けていくBTSのスクンビット線も目に楽しく、また夜の渋滞の時間帯には、うんざりしている車中の人々の心をよそに、多くの車の列がつむぎだすネオンが美しい。

 

もう少し続けます。

また訪れたい、Open House。

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