バンコクの二つの鉄道市場

 

バンコクには有名な「トレイン・マーケット」が二つある。

 

一つは市の中心部を南北に走るラチャダーピセーク通り(以下ラチャダー)のショッピング・モール、エスプラナードの裏手にある「ダラット・ロットファイ・ラチャダー」、ここはMRTタイランド・カルチュラル・センター駅の近くにある。

 

そしてもう一つがバンコクの南東側にある「スリナガリンドラのトレイン・マーケット」である。こちらにはメトロの最寄り駅はない。

 

ラチャダーのトレイン・マーケットは、所謂「トレイン・マーケット」として有名なそれだが、ややアクセスの悪い場所にあるスリナガリンドラの、主に週末に賑わいを見せる「トレイン・マーケット」もまずまずの人気がある。

 

どちらも割り当てられた区画毎に賃貸料を支払い、小規模店舗を開いているマーケットが中心となり、その近隣にレストランやバーが連なっているという形をとる。スリナガリンドラの週末だけ開かれる形式は、15000店舗もの小規模店が密集し、世界最大の屋外市場と言われていたチャトゥチャック市場のそれに近い。

タイ王国の夜市で売られているものは、主にTシャツ、携帯電話のアクセサリー、安い洋服、安い宝飾品、安い香水、ムエタイ・グッズ、キャンドル、木工用品、セトモノ類、植物、ペット類、タイ土産で全体の8割を占めるだろう。膨大な数の店舗の割には、扱っている商品のバラエティが少ないのも、これらタイ王国の夜市の特徴と言える。大体どこの夜市に行っても、売っているものは同じなのである。

 

安定していると言えば、安定しているし、面白みがないと言えば、そういうことになる。角が立つので言わないが。

 

それぞれの夜市の特色は、まずその置かれた場所が第一、そして食事のクオリティ、最後に新たに立ち始めたデザイン・ショップの充実度度合いによって変わってくるようだ。バンコクだけでも大小いくつもの夜市があるが、あまり人気のない夜市の食事はお粗末なことが多く、賑わっている夜市のそれは値段と味のバランスが比較的高くなる傾向がある。これは食品の回転率も影響しているのかもしれない。

 

次のブログに続けます。

夜市の空気感が懐かしい。

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