前回、「普通の街になりつつあるチェンマイ」という感慨を書きました。
今回は、そんなチェンマイにある素敵なカフェについて。
すでに普通の街ではあるチェンマイにも、「これは!」というカフェを見つけることはできる。チェンマイでは有名な「Ristr8to Coffee」がそれだ。
address:
15/3 Nimmanhemin road,、Muang、Chiang Mai 50200
店名のRistr8toとは、濃い少量のCoffeeである「エスプレッソ」同様に、イタリア語の「リストレット」から来ているようだ。通常のCoffeeを淹れるのと同じだけのCoffee豆・粉で、少量の濃いCoffeeを淹れる際のそれをRistreto(リストレット)と呼ぶらしい。8はエイトを文字って入れたのだろう。

「世界カフェ・ラテ大会」という、一般人には聞き慣れない大会があるらしい。その2007年の世界王者が経営するお店なのだが、ここの売りはやはり美しく美味しい各種カフェ・ラテ。
店長がまだ若いので、在店していることになかなか気づかない。カフェ・ラテを淹れくれているのは、店主その人であったりするのを2度目か3度目に知ることになる。若いバイトの子かと思うほどの飾り気のない雰囲気の店主。グーグル・マップの情報の右にいる若い男性が店主。一見するとバイトの子かと思うけれど。
お店のHPのURLはこちら:https://ristr8to.com/
このお店は、すでにチェンマイに大挙する中国大陸人たちにも有名であり、20人も入れば一杯になってしまう店内には、多くの中国人観光客たちがやってきていた。
かくいう自分も、早朝に日の出を一緒に観に行った、澳門大学に通うキャミールから「Coffee好き?いいお店があるみたいだよ」と誘われ、バイクの後部座席に彼女を乗せて行った先がここであった。
同日早朝にバイクの後部座席に乗せた人生経験豊富な韓国人女性(推定40代)は、情熱的にがっしりとしがみついてきたが、この19才の女子大生はほとんど自分に触れることがなかった。なんとも不条理である。

さて、お店が18時8分に閉店してしまうというのも、このカフェの希少価値をあげている。店内の内装も本気でCoffeeが好きな人が店主なのだろうと感じさせる。
肝心の「サタン」という名のカフェ・ラテも、さすがに見た目が美しく、さらにしっかり美味である。試しに頼んでみたワッフル・タワー(アイスクリームとワッフル)もサクサクでカフェ・ラテによく合う。



タイ王国には、ドイ・チャーンなどイマイチな地元Coffeeや、砂糖とクリームが最初から入った3 in 1のインスタント・コーヒーを好んで飲む人々もいるが、味の違いがわかる人々は、こうした新興の珈琲店に足を運ぶのだろう。

美味しいカフェラテは、小確幸。
一つ前の記事へ:「普通の街になりつつある、タイ王国チェンマイ」
そのほかの「タイ王国の記事」へ
そのほかの「ASEANの記事」へ