タイ王国の心地良いレストラン:リトル・トリー

 

日本でも海外でも、「ここは居心地が良いな、癒されるな」というレストランを見つけるのは難しい。人によっては、「そんなの至る所にあるよ」という人もいるかもしれないが、私は滅多に「ここは心底快適だな」と思えるレストランに腰を下ろせたことがない。

 

そう思えるかどうかは、その時の自分自身の心身のコンディション、そこを一緒に訪れた連れ、天気や湿度、他のお客さんたちの顔ぶれ、お店のスタッフのフィーリング、肩肘張らなくても済む値段設定などにも左右されるので、割と運もあるだろう。

 

いつも忙しない雰囲気のタイ王国の首都バンコク。このバンコク都の西側に、とても快適なレストランを見つけた。まだ一度しか行ったことがないのだけれど、「ここにはまた友人や家族を連れて来たいな」と思わせるだけの魅力のある場所であった。

 

 

その名は「Little Tree(以下リトル・トリー)Garden Cafe」。

 

バンコク都から車で小一時間ほど西に行ったところにある、ナコン・パトム県にある。

バンコク都にあるわけではないのだが、日によってはここを訪れる客の半分以上は、バンコクからやってきたお客なのではないだろうか。忙しない雰囲気のバンコクの喧騒を離れ、束の間の安らぎのひと時を持ちたいとバンコキアンの多くが望んでいる。

 

リトル・トリーは「ガーデン・カフェ」というカテゴリーに当てはまるのであろうが、カフェだけでなく、しっかりと食事も取れるところが嬉しい。

 

駐車場からリトル・トリーにアクセスするには、近くを流れるタチン川の支流の沼地のような場所に渡された板の橋を歩き、リトル・トリーへと歩みを進める。この街の喧騒から隔絶された世界に「入る」という儀式を経て、ここに辿り着くまでの都会でのやや高ぶった精神の状態から、リラックスしたモードへと神経が切り替わりつつあるのが感じられる。

かつてはこの辺りの富豪の邸宅だった場所なのであろうか。すでにリトル・トリーの敷地内であるバイオ・トープの森の中を歩き、テラスに設置された寛いだソファー席を横目に、隠れ家的なリトル・トリーの入り口に差し掛かる頃には、もうすっかりこの場所の持つフィーリングに魅了されていた。

 

 

もう少し続けます。

 

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リトル・トリーに茂る木々は、そう小さくない

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