ベトナムでの「典型的なぼったくり」5選

 

 ベトナムでは「多種多様なぼったくり」があるかと思われる。旅人(ベトナム人含む)や外国人が遭遇しやすい、「ぼったくりの5つの典型例」をここで紹介しよう。

(1)チケット料金が異なる

 まずよくあるのが、市内を走る公共バスや長距離バスの料金が規定料金と異なるというもの。「公共バスでもぼったくるのか」と思うが、ベトナム人の商魂は外国人の想像を超える。少しでもかすめ取れるチャンスがあるのなら、そこにW杯クラスのプレーヤーのごとく果敢にダイブするのがベトナム人である。

 

 2万ドンのローカルバスが、外国人とみるや4万ドンに跳ね上がり、30万ドンの中長距離バスの料金が人によっては40万ドン、場合によっては倍以上の値段にまで跳ね上がるのがベトナムである。

 

 鉄道の料金も「購入したチケット」と「支払う料金」が時折少し異なるのもベトナムである。こういう場合、鉄道の窓口のおばさんが「勝手に手数料を徴収している」と考えられる。

(2)最初の言い値と違う

 ベトナムでは、まず値段の交渉をしてから食事をしたり、物を買うのが基本である。しかし、値段の交渉をした後でも、精算時に平気で高い値段を言ってくる輩がいるのもベトナムである。さすがの大陸の中国人でも、値段交渉の後にはその値段に落ち着くものであるが、ベトナム人は中国人の上をいっている。「ひょっとしたら最後に多く払うかもしれない」という一抹の期待があるのであれば、最後の最後まで、少しでも高値をふっかけてみる価値はある、そうベトナム人は考えてしまうようだ。

 

 バイク・タクシーなどでも乗車前に「2万ドンでバスターミナルまで行ってくれる?」「OK!」というやりとりの後、「着いたよ、4万ドンね」という具合だ。

 

 ベトナムの人々は、無意識のうちに「高い値段」が口から出てしまうように、家庭で教育されているのかもしれない。であるならば、悪気はないのであろう。 

(3)値段交渉したものと違う物を渡す

 商品の売買で「値段の交渉」というやや骨の折れる取引を毎回済ませても、それだけで許してくれないのがベトナム人である。買うことになった商品よりも劣るクオリティのものを袋に入れて渡してきたりすることもある。お金を渡す前に「商品のチェック」を済ませるまで気が抜けないのがベトナムだ。

 

 また、「量り売り」の小さなベトナムのガス・スタンドでは、水やその他の得体の知れないモノなどを混ぜた、「粗悪なガソリン」を売っていることがあるので、なるべく「大きめのガス・スタンド」に寄ることをお勧めする。素人にはガソリンの良し悪し」まではさすがにその場ではチェックできない。

 

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(4)タダほど不安定なものはない

 ベトナムではよく「ミスター、良い民芸品を売る店にタダで連れて行くよ!」と声をかけてくるリキシャーやタクシーの運転手がいる。「良いものがなかったら買わなくてもいいよ」との甘言を信じ、何も買わずに戻ろうとすると、「お金!」と言われる事がある。こうした適当な言質にはこちらも笑顔で無視するか、あるいは少し強い態度での拒否が必要となる。

(5)通常の商品より少ない

 ベトナムでは個人経営のスーパーや商店で売られているものにも注意が必要だ。キャップの蓋が開いているシャンプーやボディー・ソープなど、こうしたものは「少しずつ中身を別の容器に入れ替え」ていることもある。値段は全国同じ商品でも、中身が少なかったとしたら、結局はぼったくりである。

 

 また、店頭型や国境近くの歩いている「為替の両替商」にも注意が必要だ。ベトナムの通貨(ドン)はゼロの数が多い。日本円の1万円をベトナム・ドンに両替すると、200万ドン前後になる。最も高額な紙幣である50万ドンを5万ドンと混ぜごまかすなどする輩もいるので、注意が必要だ。両替をしたら、その場で「両替金額が合っているかどうか」を確認しよう。

あこぎな人と優しい人の差が激しい、ベトナム。